J・K・ローリング_『吟遊詩人ビードルの物語』

「J・K・ローリング_吟遊詩人ビードルの物語」を読了しました。→読書リスト
ハリー・ポッターシリーズの最終巻でダンブルドアがハーマイオニーに遺品として残した本。
魔法世界に古くから伝わる5つの童話が収録されている。ダンブルドアによる解説メモ付。
幼年の魔法使いが読んだり読み聞かされる(という設定の)物語なので「人には親切にしましょう」「仲良く協力しましょう」「謙虚に暮らしましょう」などの教訓を導くものとなっています。登場人物に必ず魔法使いが出てきますが、マグル(人間)界に実在する童話の焼き直しの感は否めないところで、あまり独創性は感じませんでした。

その中で『毛だらけ心臓の魔法戦士』は「闇の魔法」を使ったエリート魔法使いの悲劇を描き「闇の魔法はダメよ」という魔法世界独自の教訓を導くという点でちょっと異色です。救いの無い結末は私の好みでもあります(笑)

「ハリー・ポッターと死の秘宝」にも出てくる『三人兄弟の物語』については、本編中で語られた内容に追加する部分はあまり無く、ちょっと肩透かしを喰った感じです。兄弟の日頃の性格の違いや、その後の運命の詳細が描かれているのを期待したのですが…

シリーズを読んだ方なら世界観を補足するために読んでも良いでしょう。
大ファンならコレクターズアイテムとして所有する価値はあるかもしれません。

収録作品
・魔法使いとポンポン跳ぶポット
・豊かな幸運の泉
・毛だらけ心臓の魔法戦士
・バビティ兎ちゃんとペチャクチャ切り株
・三人兄弟の物語

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J・K・ローリング_『ハリー・ポッターと死の秘宝』

「J・K・ローリング_ハリー・ポッターと死の秘宝」を読了しました。→読書リスト
17歳の誕生日を迎えるとハリーの母親の守りの呪文は破れダーズリー家は安全でなくなる。
不死鳥の騎士団の面々はヴォルデモートからハリーを守るために大規模な作戦を展開する。
しかし、その作戦は死喰い人に知られ待ち伏せに合い、ハリーは大切な友人を失ってしまう…
とうとう最終巻を読み終わりました。さすがの人気で発売日(7/23)に図書館の予約したのがやっと読めました。
最初の「賢者の石」を読んでから3年、物語の世界を満喫することができました。

図書館の予約枠6冊のうち2冊を占拠していたのがなくなって予約がしやすくなりました(笑)

関連記事
ハリー・ポッターと賢者の石
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
書庫「J・K・ローリング」
WARNING! 以下ネタバレを含みます。注意!!
舞台はホグワーツを離れて3人でのヴォルデモートの「分霊箱」探しと「死の秘宝」の謎がメインです。次から次へと襲い掛かる危機とそれからの脱出でハラハラしどうしです。それぞれの危機や脱出方法は趣向が凝らされていて緊迫しているのですが、ちょっと回数が多すぎるので「また、どうせ助かるんだろ~」と先が読めるということも無きにしも非ずでした(^_^;)

そんな中で一番印象的だったのはグリンゴッツ破りです。傷ついたドラゴン、大勢の小鬼、増え続ける宝物、迫力十分で下巻の表紙にもなっています。ここで小鬼のグリップフックはグリフィンドールの剣を持ち逃げしていますが、これはグリンゴッツ破りに協力した報酬なのですから当然の権利です。ロンに裏切り者呼ばわりされる謂れはないでしょう。あとでハリーらは剣を取り戻しますが用が済んだらグリップフックに返すのが筋だと思います。

冒頭の「大切な友人」を始めとして多くの死者が出ます。こんなに死ぬ必要はないというのが正直な感想です。
死の描写は割りとあっさりしています。まぁ、死というのは案外あっさり来るものなのでしょうが…
物語のキーとなるスネイプ、ラスボス(笑)のヴォルデモート以外は特に死ななくてもいい気もします。

終盤においしいところを持っていったのはネビルでした。ありったけの勇気を持って立ち上がり、グリフィンドールの剣で最後の分霊箱を倒す姿は以前の彼からは想像できません。考えてみたらホグワーツ内での抵抗活動は彼が中心になっていたのですね~ 本当に成長しました。ところで「何故ここに剣が?」と疑問に思って検索したら納得の行く説明が見つかりました。→http://49286315.at.webry.info/200712/article_3.html
なるほどね~

第33章でスネイプの記憶から、第35章でダンブルドアから、これまでに提示されてきた色々な謎が明らかにされます。ここまでのテンポだと話の進み方が遅くこの辺の謎が置き去りにされてしまいそうだったのを一気に解説したという感じです。謎が多かったスネイプの立場も明らかになりました。とても切ない人生です。この物語の中で一番人間臭く現実味のある人物かもしれません。

J・K・ローリング_『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

読書リストに「J・K・ローリング_ハリー・ポッターと謎のプリンス」を追加しました。

ヴォルデモートの復活が明らかになったことにより魔法界は騒然としていた。
そんな中、ダンブルドアの個人授業、ドラコ・マルフォイの怪しい行動、「半純血のプリンス」の教科書入手、
などなど波乱要素を含みながらハリーのホグワーツでの新学期が始まった。

とうとう翻訳されている分を読み終わりました。「不死鳥の騎士団」「謎のプリンス」と物語が加速してきました。
ホグワーツの行事が中心だった「炎のゴブレット」までとは一線を画しています。
宿敵の復活によってハリー対ヴォルデモートという構図がはっきりして来たせいでしょう。

この巻ではそのヴォルデモートの出自が明らかになっていきます。その中で発見した唯一の弱点、これを逆境のハリーがどうやって攻めて行くのかが今後の焦点です。もちろんロンやハーマイオニーの助力は欠かせません。

そして、この巻の大きなトピックは前巻に引き続きハリーを襲った衝撃です。
今までは何かと保護されていたハリーですが、物語の主人公として独り立ちの頃なのかもしれません。
作者は「生き返ることはない」と明言していますが、肖像画になっているので助言は期待できるかもしれません。

いろいろと重要な人物はいますがやはりスネイプが気になります。
ダンブルドアは何故スネイプをあそこまで信用するのか?「スネイプ頼む」という言葉の真意は?
なにしろスネイプはハリーと並んでこの巻の主役ですからね~(笑)


J・K・ローリング 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』

読書リスト(4)に「J・K・ローリング  ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を追加しました。

復活したヴォルデモートの事を気にして夏休みをイライラして過ごしていたハリーは安全なはずのプリベット通りで突然吸魂鬼に襲われた。ハリーは身を守るために魔法を使うがそのために魔法省での懲戒尋問にかけられてしまう。ダンブルドアの尽力で退学は免れる事が出来たハリーは夏休みの残りの期間をヴォルデモートに対抗する組織「不死鳥の騎士団」の本部となったシリウスの実家で過ごすことになる。新学期が始まったホグワーツの闇の魔術に対する防衛術の新任教授は魔法省でハリーの退学を強く主張したアンブリッジであった。

とにかくハリーが悩みます。「自分はあれだけのことをやり遂げてきたのに何故信じてくれないんだっ!」という感じです。15歳という年齢の少年のリアルな心情を描いていると感じました。
そして大人たちの言う事を聞かずに結果的には大切なものを失ってしまう…。切ないです。
もっとも、(善良な)大人たちの判断だけを頼りにしたらより悪い結果になってしまったかもしれませんが…。

ラストではなんとかハッピーエンド風に終わっています。
確かに明るい要素もない事はないのですが…。

個人的には××××が無事で本当に良かったと思っています。
○○○○よりも好きなキャラです。


J・K・ローリング 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

読書リスト(3)に「ハリー・ポッターと炎のゴブレット  J・K・ローリング」を追加しました。

クィディッチワールドカップの会場でヴォルデモードの印が現れるなど不吉な動きがあるなかでハリーのホグワーツ第4学年が始まった。今年は百年以上ぶりに「三大魔法学校対抗試合」が行われることになった。
代表選手を選ぶ「炎のゴブレット」は立候補していないハリーを第四の選手として選出した。

「三大魔法学校対抗試合でハリーに課せられる3つの課題に対する取り組み」とそれに絡めた
「ハリーとヴォルデモードの対決」が話の軸になっています。

魔法使いたちの権力争い、誰が味方で誰が敵かわからない虚虚実実の関係が浮き彫りにされます。実に人間臭い(?)魔法使いたちです。今作では最も気になっているキャラクター「スネイプ先生」の立場がはっきりしたり、
逆にダンブルドア校長には怪しいそぶりがあってちょっと不信感を抱く部分もありました。大体ハリー本人も蛇語
を解すなど闇の部分を持っているので決して無邪気なヒーローでは無いのです。

意外とダークな部分もありますねぇ、面白い。
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