東城幸治_『カカトアルキのなぞ』

しょこたんのラジオ番組(15:30)で知って読んでみました。88年ぶりに発見された新しい「目」の昆虫カカトアルキを写真と絵で紹介しています。「目」とはバッタとかチョウとかハチとかに相当する大きな分類です。カカトアルキは鎌のないカマキリのような肉食の昆虫でアフリカ南部などに生息しています。その名の通り脚の先端をあげて踵だけで歩きます。他の昆虫にはない特徴が色々あるようですが私は「他の昆虫」について詳しくはないのでその辺は「ふ~ん」って感じでした(^^;) 
    
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天文宇宙検定委員会・編_『天文宇宙検定公式テキスト2級 銀河博士』

3級と2級で迷ったので本屋で立ち読みしてこちらにしました。が、しっかり読んでみると意外と難しいのです。Newtonなどで知っている事柄も多いのですが、章末の問題は4択とは言えなかなかの難度です。用語の意味を正確に理解したり、重要な公式を暗記したり、などなどちゃんと勉強しないと合格できそうにはありません(^^;) 来年の試験にはまだ時間がありますのでボチボチやっていこうと思います。検定のテキストではありますが宇宙全般を扱った読み物としても割と面白いです。
     

天文宇宙検定委員会・編_『天文宇宙検定公式テキスト4級 星博士ジュニア』

篠原ともえが3級を持っている「天文宇宙検定」というものに興味を持って、とりあえず図書館にあった4級のテキストを読んでみました。小学生向けなので易しくわかりやすいのですが、大人でも十分に楽しめる内容です。私はNewtonを読んだりして宇宙については多少の知識はあるつもりなのですが、それでも初めて知ることやあらためて認識することも多くありました。なかなか面白いので「勉強して検定に挑みたい」なんて思っています。費用(1万円くらい?)をどう捻出するか、何級を受けるか、など検討してみようと思います。
     

*富野喜幸_『機動戦士ガンダム』

「富野喜幸_機動戦士ガンダム」を再読しました。
1981年に読了した作品。
アムロ・レイら5人のパイロット候補生は7人の正規パイロットと共に訓練に励む。彼らの乗るホワイトベース級一番艦ペガサスは新鋭モビルスーツ6機を受領するためサイド7に入港する。そこへコロニー内からザクの攻撃が。。。
先日GyaO!でアニメの1stガンダムを見て懐かしくなったので当時読んだ小説版のガンダムを再読しました。高年齢層向けの物語として執筆されたとのことでアニメ版よりリアリティを高めた内容になっています。上に書いたようにアムロは候補生とは言え軍人ですし、アニメ後半のようにジオンの新兵器が次々と出てくるということもありません。

【登場するモビルスーツ、モビルアーマー】
・連邦軍
ガンダム、ガンキャノン、ジム、ボール
・ジオン軍
ザク、エルメス、リックドム、ビグザム、ブラウブロ

登場する兵器の種類はかなり少なくなっています。戦場は宇宙だけなので水陸両用MSは登場しません。重力がある地球上ではヒト型のモビルスーツは兵器として成立しないという理屈には説得力があります。もっとも宇宙戦でヒト型が有利であるというのはミノフスキー粒子云々としてもあまり納得できませんが。。。まぁ、そこは目をつぶりましょう(笑)

ストーリーもかなり違います。というか全く違うと言っても良いくらいです。アニメと小説で役割が全く違うキャラクターもいますし、重要な役割を果たす小説オリジナルキャラクターもいます。

【アニメと小説で役割が大きく違うキャラクター】
・連邦
フラウ・ボゥ
・ジオン
シャリア・ブル、ランバ・ラル

フラウ・ボゥは民間人なのでペガサスには一時的に乗るだけです。ランバ・ラルはグフも登場せず全く違う役割です。アニメ版では扱いの軽かったシャリア・ブルは非常に重要な役割を果たします。

全3巻なのですが、当初1冊だけの予定だったとのことで第1巻の最後に重大なカタストロフィを迎えます。また「アムロ君やるぅ!」(笑)というエピソードもあります。そして「〇〇〇が途中で〇〇〇しまう。」という衝撃の終盤を迎えます。

私自身が当時「高年齢層向け」というターゲットにピッタリとはまっていたのもあってアニメよりもこちらの小説版の方が印象に残っている位です。先日アニメを久しぶりに見たときにはシャリア・ブルの扱いの軽さに唖然としました(笑) アニメ版での良いエピソードがごっそり抜けていたりもしますが、アナザーストーリーとして完成しています。

表紙絵
角川スニーカー文庫(Amazon.co.jp)
ソノラマ文庫(garitto)

手塚治虫_『タイガーブックス 第8巻』

「手塚治虫_タイガーブックス 第8巻」(B+)を読了しました。→読書リスト
ちょっといかれた予備校生、陣内くんの前に、突如あらわれたアラビアンナイトの世界!半信半疑の陣内くんをよそに事態は急テンポで進んでいたのだが……!?
「こじき姫ルンペネラ」をはじめ、3作を収録した珠玉集!
週刊ヤングマガジン30周年のイベント企画で創刊当時あの手塚治虫が連載を持っていたことを知り興味を持ったので読んでみました。私にとって手塚治虫と言えば「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」など古い作品のイメージが強く青年誌に連載というのが意外だったのです。

・ダリとの再会
事故でけがをした不良少年の看護に試作品の看護ロボットが使われることになった。

・はなたれ浄土
雪の中の地蔵をあわれに思い家に運び込んだ青年はその夜妙な夢を見る。

・こじき姫ルンペネラ
ヤンマガ掲載のドタバタアクション活劇。全体にギャグがちりばめられて終始バタバタと飽きさせない楽しい漫画です。青年誌であるだけに主役の女の子は常に半裸だったり、なかなか過激な表現があったり、全体的にエロティックな雰囲気が漂っています。ただWikipediaによると「単行本収録版ではエロティックな表現がよりソフトなものに描き換えられている」そうで、その辺はちょっと残念です(笑) あとがきによると「徹底した映画パロディになっています」とのこと。私は少ししかわかりませんでしたが映画に詳しければもっと楽しめそうです。

表紙絵はこちら(Amazon.co.jp)

*豊田有恒_『時間砲計画』

「豊田有恒_時間砲計画」を再読しました。
小学生のころに読んだ作品。
中学生の和久井英二は同級生の西条亜由子の父親の研究所でオメガ粒子の実験を見学する。
オメガ粒子を当てられた物体は痕跡も残さず消えてしまうのだ。
その晩宿題を教えてもらうために(笑) 亜由子に電話をしたが通じないのを不審に思い研究所を
訪れるとすり鉢状の穴を残して研究所は消えてしまっていた。

時間砲計画
先日読んだニュートン2008-12に載っていたデスモスチルスが登場するジュブナイルSFです。
「時間砲計画」と「霧の中のとびら」の2編が収録されています。

「時間砲計画」
撃った物を過去に跳ばしてしまう武器「時間砲」が登場する時間ものSFです。記憶にある限り私が初めて読んだ時間ものですから、私の時間もの好きの原点と言っても良いかもしれません。古典とも言えるH.G.ウェルズのタイムマシンを読んだのはずいぶん後でした。

何者かに過去に跳ばされてしまった主人公たちが冒険を繰り広げた末に現在に戻ってきて犯人と対決するというのが基本的な筋書きです。とはいえ巻末の福島正実氏の解説と併せて時間ものSFの基本は押さえてあります。また作用反作用の法則、質量保存の法則などのごく基本的な物理法則もやさしく紹介してあります。

肝心の(?)デスモスチルスですが、登場早々にライフルで撃ち殺されてしまいます。それも「何も撃ち殺さなくても…」というシチュエーションでです。登場から死亡まではわずか24行で、あんまりあっさりしていて何故あんなに印象に残っていたのか謎です(笑) 実は死後、物語上重要な役割を果たすのですが特にデスモスチルスである必然性はない気もします。
川崎悟司イラスト集・デスモスチルス→http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5218/desumosutirusu.html

ストーリー自体にはあまり変わったものはありません。意外な(?)人物が黒幕だったり、金持ちがわがままな行動をしたり、勇敢な人物の自己犠牲が描かれたりします。また最終的には「科学技術は使いようによって善にも悪にもなる」という教訓を導き出します。

「霧の中のとびら」
太平洋戦争中の戦闘機が20年後の中学校の校庭に突然出現するタイムスリップものです。当時模型少年だった私はここで登場する陸軍の戦闘機「疾風」が印象に残りました。日本の戦闘機と言えば「ゼロ戦」や「隼」が有名ですがこの疾風は(カタログ上は)欧米の戦闘機にも負けない性能を持つ日本最強の戦闘機なのでした。作中で「3枚のプロペラ」という記述がありますが、疾風のプロペラは本当は4枚です(イラストは正しく4枚でした)。
あっ、ちょっとマニアックになってしまった(笑)

表紙絵はこちら

『寺田寅彦随筆集 第一巻』

「寺田寅彦随筆集 第一巻」を読了しました。→読書リスト

明治時代の物理学者にして随筆家、『吾輩は猫である』の水島寒月のモデルと言われる寺田寅彦の随筆集。

私が著者の寺田寅彦氏を知ったのは荒俣宏作のサイキック小説「帝都物語」の登場人物としてでした。
小説の中では主人公(?)の魔人 加藤保憲に科学力をもって対抗するという重要な役割でした。
小説を読んだのは映画が公開された20年程前でしたが、随筆家という側面があることを最近知ったので
読んでみることにしました。

本を開いてまず「字が小さい」と思いました。先日読んだ「ミステリーのおきて102条」は40字×18行でしたが
本書は43字×19行で、ページあたりの情報量は1.1倍になっています。
読み始めると言い回しが少々硬く感じられます。読みやすい最近のエッセイと同じ感覚では読めません。

大雑把に〈日々の雑記〉〈ヨーロッパへの旅行記〉〈科学や文化に対する考察〉に分けられます。
物理学者ということなのでもう少し堅い内容を想像していましたが、簡潔でありながら鮮やかな描写がちりばめ
られる文学の香りが漂う文章となっています。
昔の知識人は芸達者だったと実感しました。言葉の端はしに垣間見える上流意識はちょっと不快ですが(笑)

〈日々の雑記〉のなかでは何枚描いてもうまくいかない「自画像」のくだりが面白かったです。
私も絵を描いてみたくなりました。絵の具とか筆とかは大変そうだからPCを使ってトライしてみましょうか。
ブログで公開する勇気はありませんが(笑)

〈科学や文化に対する考察〉では昔書かれたものとは思えないような鋭い考察が散見されます。
平成の世に生きる我々にとっても役に立つような考え方も多くみられます。
ちょうど相対性理論が世に出た頃に書かれた随筆なので私が先日四苦八苦してなんとか解った気になった
ものを著者は当時完全に理解していたと考えると少なからず複雑な気持ちがします(笑)
全体の論調で「科学の発展=人間の幸福」というのは無条件の前提になっています。
現代でこそ疑問を感じられることもある前提ですが科学に対して無邪気な時代であったことを反映していると
思われます。

読み始めた頃には少々硬く感じられた言い回しも慣れれば気にならなくなりました。
この時代に書かれた文章はこれまではあまり縁がなかったので苦手意識が先行していました。
しかし、これは大変面白く読め、時代を超え著者に親しみを感じるほどです。

手塚治虫_『どろろ』

「手塚治虫_どろろ」全3巻を読了しました。→読書リスト

戦国武将「醍醐景光」は天下をとるため、生まれてくる自分の子供を48匹の魔神の生贄に捧げる。

14年後、死霊に付きまとわれる少年「百鬼丸」はチビッコどろぼうを自称する「どろろ」と出会う。

昨年 妻夫木聡、柴咲コウの主演で映画化されて有名になりました。
原作は1967年~1969年に少年サンデーで連載されていたものです。

百鬼丸が生まれながらにして奪われた体の部分を妖怪を倒して取り返していくのが物語の軸です。
そこに百鬼丸と父である醍醐景光との対決、どろろの父母が残した財宝にまつわる話などが絡んできます。

タイトルは「どろろ」ですが、どちらかというと主人公は百鬼丸でどろろは狂言回しの役割が与えられています。
どろろはトラブルメーカーなのですが憎めないキャラクターで寡黙な百鬼丸とは良いコンビです。

出てくる妖怪たちの姿形、生態などがなかなか個性的で魅力があります。
彼らは人間にとっては確かに脅威なのですが、必ずしも絶対的な悪として描かれているわけではありません。
己の欲望に固執する人間たちの方がよほど邪悪に思えます。やはり最凶の妖怪は人間なんですね~(^_^;)
妖怪たちは最終的には百鬼丸に殺されてしまうので少々可哀想な気もします。

豊田穣 『私論 連合艦隊の生涯』

読書リスト(4)に「豊田穣 私論 連合艦隊の生涯」を追加しました。

勝海舟以来、類なき変遷の荒波を凌いだ明治の揺籃期から、戦艦「大和」の出撃まで、その栄光と瓦解を巨視的に捉え、組織と人の海軍に光芒をあてた連合艦隊盛衰記―今日にいたるも不明のミッドウェー・レイテ沖海戦の謎に終止符を打つ新説を携え、日本海軍の戦いの空白を埋める直木賞作家の渾身の力作一千枚。

裏表紙より引用

元海軍軍人(艦上爆撃機パイロット)で直木賞作家(1971年「長良川」)の著者が記す連合艦隊の生涯。
全体の1/3は太平洋戦争の記述に割かれているが、日清、日露戦争に関する部分が面白かった。
特に三景艦と呼ばれた日清戦争当時の日本の主力艦(松島、厳島、橋立)が構造上の欠陥から主砲を
ほとんど使用できなかったという事には驚いた。

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