T・ゴドウィン他_『冷たい方程式』

初出がいずれも50年代のSF短篇集です。「老ヴォールの惑星」へのtoll_npcさんのコメントで知って興味を持ったので読んでみました。古い作品なのでオーソドックスですし海外SFなのでわかりにくい部分もありましたが、全体的には楽しめました。
・「冷たい方程式」=厳しく質量管理がされている宇宙船での密航者の運命は… ハードなタッチで物理法則の厳しさを描きます。密航者が若い女ってことで特別扱いするのにちょっと時代を感じました。
・「信念」=物理学者が空中浮遊してしまうようになった様をユーモラスに描きます。信じようとせず見ることも拒否する同僚たちとのやりとりが笑えます。

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宮部みゆき・編_『贈る物語 TERROR』

今や大御所とも言える宮部みゆきが贈る怖い話たち15編。氏が影響を受けた有名な話が並んでいます。とは言え私が読んだことがある作品はありませんでしたが… さすが現代の語り部が選ぶだけに珠玉の作品ぞろいです。が、それにも増して本書の多くを占める氏による解説(というかエッセイ)がなかなか面白く、物語への深い愛情を感じました。

『猿の手』=とってもクラシカル、でも怖い。
『オレンジは苦悩、ブルーは狂気』=ミステリー風の出だしと意外なオチがいい感じ。
『虎人のレイ』=ゲーム攻略本のキャラクター解説。ゲームマニアの本領発揮?(笑)
『デトロイトにゆかりのない車』=人間味のある死神が微笑ましい。
     

・収録作品
猿の手(W.W.ジェイコブズ)
幽霊ハント(H.R.ウェイクフィールド)
オレンジは苦悩、ブルーは狂気(デイヴィッド・マレル)
人狼(フレデリック・マリヤット)
獲物(ピーター・フレミング)
虎人のレイ『ブレス・オブ・ファイア3』より
羊飼いの息子(リチャード・ミドルトン)
のど斬り農場(J.D.ベリスフォード)
デトロイトにゆかりのない車(ジョー・R.ランズデール)
橋は別にして(ロバート・L.フィッシュ)
淋しい場所(オーガスト・ダーレス)
なぞ(W.デ・ラ・メア)
変種第二号(フィリップ・K.ディック)
くじ(シャーリー・ジャクスン)
パラダイス・モーテルにて(ジョイス・キャロル・オーツ)
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