五代ゆう_『豹頭王の来訪』

ヤガで奇妙なミロク僧に出会ったブラン、ワルド城に滞在するヴァレリウス一行(マリウス、リギア)、フェラーラから脱出するスカール一行(スーティー)、の3本立てです。タイトルの豹頭王の来訪先はワルド城ですが、その目的と宵野ゆめターンのどのタイミングなのかがちょっと判然としません。ちゃんと読めばわかるのかもしれません(^^;) ブランとスカールは危機からの脱出がメインですがブランの方はなかなかおぞましくて苦手な方は(著者があとがきで言うように)『ダメッ(>_<)』かもしれません(笑)
     
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宵野ゆめ_『ケイロンの絆』

タイトルどおりケイロニアの絆が試される内容です。ナリス(?)配下のパロからの侵略の兆候、ワルスタットやロンザニアなど選帝侯の反逆、闇の王子(?)シリウスの行方、などなどさまざまな危機が即位を控えたオクタヴィアを悩ませます。こんなときに頼りになるのはやはりグインということでいろいろな方面で活躍を見せます。サイロンに現れる黒い蝶やダナエで暗躍する老婆は魔道っぽさがいい感じです。大事な行事をすっぽかして○○○○を救出したグインの行動は久しぶりに「さすが主人公!」って感じでした。
     

五代ゆう_『廃都の女王』

リリト・デアって何者?ぜんぜん覚えていませんでした(^^;)ので、外伝を読み直しました。この巻では南の鷹と称されるスカールの重要性が浮き彫りになります。さすが第6巻でタイトルにされただけのことはありますが、実際にグインと出会ったときに何が起こるのかとっても気になります。あとはパロ編のアッシャとヤガ編のブランの動向が少しずつ、こちらも気になるところです。著者のあとがきがなんともフレンドリーというか雑です。ブログとかじゃないんだから…という感が無きにしも非ずです(笑)
     

宵野ゆめ_『イリスの炎』

『闇の皇子シリウス、グラチウスに拉致されたシルヴィア、イリスことオクタヴィア、そしてグイン。。。アキレウス亡きケイロニアの後継者は?』 
大国ケイロニアの後継問題という事で闇の勢力の活動が激しく油断が出来ません。竜王、グラチウス、ナリス(?)の三つ巴の様相?まぁ、その辺を払拭するような明るい出来事もありますが… 
なんか全体的に混沌としていてわかり難い印象は拭えません。竜王の手下(?)と淫魔ユリウスの対決はグロくてなかなか良かったです(笑)
     

五代ゆう_『紅の凶星』

ヤガ=敵地に潜入したブラン、ワルド城=竜頭兵から逃れたリギア一行、クリスタル=イシュトヴァーンの暴走を止めようと駆けつけるカメロン、黄昏の国=ザザに導かれるスカールとスーティー、と様々なことが同時進行します。それぞれがなかなか激しく読み応え十分です。が、最大のトピックは・・・○○○○○○・・・ここは揺るぎない唯一の希望だと思っていたのに、これにはビックリ「まじっすかぁ?!」 
非常に面白いのですが、展開が急すぎる感は多々あります。とは言え物語が収束する気配はあまりありませんが(笑)

円城寺忍_『黄金の盾』

グインの愛妾ヴァルーサの意外な出自、グインとの浅からぬ関係が明らかにされる意欲作です。あの人がグインとヴァルーサの共通の知人だったとは。。。
非常に大胆な設定をグインの世界に持ち込んでいます。まったく関係なさげな出来事を見事に関連付ける作者の手腕には脱帽しました。いまさらですが本編の続きもこの人に書いてもらいたかった位です(^^;)
外伝とは言い切れない重要な内容を含んでいますし、物語としてもとても面白いものになっています。グイン・サーガファンなら必読では? 
     

以下ネタバレ感想です(反転文字)。
物語はタイス編とサイロン編に分かれます。
タイス編の剣闘士の物語はこれだけでも外伝として十分な魅力があり、ヴァルーサの養父フロルスとガンダルの友情物語として完結させてしまってもよいくらいです。本編では化け物然とした印象が強かったガンダルが(非常にストイックですが)人間味豊かに描かれています。
「七人の魔道師」以降のヴァルーサの台頭(?)はやや不自然に感じていましたが、サイロン編ではそれに納得のいく答を出しています。グインの子供に対するハラハラ感が私的にはキモでした。

宵野ゆめ_『売国妃シルヴィア』

シルヴィアは「サイロンの挽歌」のラストで解放されたと思ったら、そう甘くはありませんでした。ある人物(作者特権で登場?)の助けで市井の幸福を味わえるかという矢先に。。。
あの爺さんが目立った動きをしていますが今回の騒動の根幹にはまた別の勢力があるようで、その正体は判然とせずパロ編とのリンクもありそうな気配です。
今回なにかと貧乏くじを引いているのはハゾスです。これだけバタバタと心配事が増えては大変です。グインの方は陰でこそこそやったり颯爽と戦場に駆けつけたりと意外と元気そうですが(笑)
作者の同じ外伝「宿命の宝冠」とも共通しますが、物語としては全体的に複雑でわかりにくい印象です。その割に進展はない気も。。。雰囲気は悪くないんですけどね~
 
 

五代ゆう_『魔聖の迷宮』

パロ=ヴァレリウス、リギア、マリウスらの竜頭兵からの逃避行。
ヤガ=スカール、ブラン、イェライシャがヨナ、フロリーの救出を企てる。
 いよいよ「見知らぬ明日」と「パロの暗黒」に続く本格的続編の登場です。なんと言ってもブランの運命。。。いやぁ、本家顔負けのアホな(褒めてます)展開に爆笑です。「豹頭王の挑戦」に匹敵するアホさですね~。スカールのもとには懐かしい人物(?)も。
 ほとんど違和感なく読めますしストーリーのぶっ飛び具合も良い感じです。ただあとがきで「人間プリンター」を自称してしまうのは如何なものかと。
 
 

 
『8月分から読書記録手抜き。。。(^^;)』という事で、読書記録を読書メーターのまとめのコピペで月一回の更新にしようと思っていました。が、記事検索の利便性を考慮して読書メーターの感想のコピペで書籍ごとに一つの記事を作ることにしました。読書メーターの感想は文字数の制限があるのでダラダラ書かなくなるのが意外とメリットかも(笑)

グイン・サーガ・ワールド8

「グイン・サーガ・ワールド8」(A-)を読了しました。→読書リスト

【正篇続篇】
・パロの暗黒/五代ゆう
『クリスタルの下町に突如現れた龍頭兵。追い詰められたリギアとマリウスを救ったのは「マルーク・ケイロン」の鬨の声だった。』
突如現れた龍頭兵によってクリスタルは大混乱に陥ります。まるでパロ内乱の再現のようです。最後にこの事態の黒幕が正体を現しますが。。。以下ネタバレなので反転文字で。
アドリアンがクリスタル宮を守る聖騎士候筆頭として登場します。が、傲慢な態度で融通の利かない石頭、健気にリンダを守ったあの少年とは別人のようです。そしてあっさり死んでしまう。。。う~ん、どうだろう???
黒幕はやはりあの方でした。ヤンダル・ゾッグが操る偽物とも考えられますが、それでは騙されてしまっているイシュトはまるっきりバカです。もともと邪悪な性質を少なからず持つ人物なのでこういう行動をしてもおかしくはないのですが、賛否は分かれそうです。私はこれはこれで面白いと思いますが。。。
(完)とありますが、全くもって地獄のヒキです。是非とも続きを書いてもらわなければ。。。

・サイロンの挽歌/宵野ゆめ
『シルヴィアを暴徒から守ろうと闇が丘に向かうグインと竜の歯部隊を怪異が襲う。果たしてその正体は黒魔道師グラチウスであった。』
しかしグラチウスは黒幕ではなく、トルクを操るパリスも黒幕ではないようです。どうやらパリスをさらに操る何者かが存在する様子。そしてアノ人を襲う悲劇、呆然とするグイン。。。
(完)とありますが、全くもって地獄のヒキです。是非とも。。以下略(笑)

どっちも地獄のヒキです。それぞれグイン・サーガ131巻132巻として出版することが決定していますが、グイン・サーガ・ワールドの今後の予定については全く言及がなくこの続きが書かれる予定があるのかは全く不明です。ヤガの方もどうなっているか気になりますし。。。 なんとも中途半端に放り出された気分ですが、こういうヤキモキする状態も嫌いじゃありません(笑)

【トリビュート・コンテスト発表】
・アムブラの休日/円城寺忍
・ヤーンの紡ぐ光と闇/青峰輝楽
奇しくも両方ともシルヴィアが主人公の話で「サイロンの挽歌」の後で読むと物悲しく思えてきます。特に「アムブラの休日」に登場する幼いシルヴィアはお転婆でなかなか可愛らしい少女です。ヴァレリウスに不吉な(笑)占いをされちゃいましたが。。。

【評論連載】【エッセイ連載】
評論の方はさっぱりわかりません。そもそも私はほとんどグインしか読んでないし、中島梓名義の方は一切読んでないので仕方ないですね~
エッセイは今回の冒頭の「私には奥さんを評論の対象にすることがどうしても出来ませんでした。」に象徴されている気がします。

【遺稿】
・スペードの女王/栗本薫
やっと事件が起こって「スペードの女王」が何を指しているのか判明したところで(未完)です。これは仕方ありません。

*「監修者より」に葛飾区立図書館のホームページでグイン・サーガの自筆原稿の一部が閲覧できるとありました。
http://www.lib.city.katsushika.lg.jp/area/0000001846/article.shtml
なかなか貴重なものですね~

表紙絵はこちら(Amazon.co.jp)

グイン・サーガ・ワールド7

「グイン・サーガ・ワールド7」(A)を読了しました。→読書リスト

【正篇続篇】
・パロの暗黒/五代ゆう
『ヴァレリウスらが必死に捜索するが、逃走したイシュトヴァーン一行の行方は杳として知れない。業を煮やしたリギアは自らは踊り子に、マリウスを吟遊詩人に扮装させてクリスタル城下に探りに出る。』
吟遊詩人のふり(?)をしたマリウスは本当に生き生きしています。そして踊り子のリギアは色っぽい(笑) この流れでお気楽な展開と思いきや。。。 謎の魔道師カル・ハンの正体は「やはり」という感じでした。

・サイロンの挽歌/宵野ゆめ
『妖しいトルクへの対応に苦慮するサイロン。薬師のニーリウスが協力を申し出るが、これがかなりの変わり者で自身の研究部屋に閉じこもっているのはまだしも、その顔には。。。 』
こちらも奇妙なキャラクターが登場し、お気楽な展開と思いきや。。。 「誰一人として予想もしていなかった大国の落日の始まり」とやらへつながります。怪異の現れ方からしてどうもアノ人が怪しいですね~

両方とも激動の展開です。次の4回目で一つの区切りを迎えそうなのでそれに対する助走というところでしょうか。物語は同時進行のはずですし、ヤガでも事態は進行中となると、グインの世界はなんか大変なことになっています。せっかく二つあるのだから一つはお気楽展開(本編タイス編のような)でも良かったような気もしますが。。。

【トリビュート】
・魔王子の召喚/牧野修
『寝苦しい夏の夜、窓の外を眺めていた少女は向かいのビルに4つの大きな麻袋が運び込まれるのを目撃する。麻袋がぴくりと動くのを見て少女はそれを誘拐事件だと確信する。』
これはメッチャ面白かったです。召喚される魔王子とはもちろんアモン君なんですが、舞台は1960年代の日本、ヒロインは中学3年のアノ人、それをサポートするのは。。。 メタっぽいSFファンタジーで激しいアクションシーンもあり全く息をつかせぬ展開です。パトラちゃんカッコイイ!! 結末もスッキリしていて良かった~ ここまでのグイン・サーガ・ワールドでは断トツの面白さです。と思ったら作者は「リアード武侠傳奇・伝」の牧野修氏でした。なんか納得です。

【評論連載】【エッセイ連載】
両方とも内容が重たい。。。

【遺稿】
・スペードの女王/栗本薫
ジョーカーと一癖ありそうな芸名でありながら実際は普通の青年である浜田氏が登場して物語の進行は一休みといったところです。

表紙絵はこちら(Amazon.co.jp)
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