菊池秀行 『魔界都市〈新宿〉【完全版】』

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200X年、「魔震」によって新宿は壊滅し魔界都市と化した。そして2030年、地球連邦首席の暗殺を企む魔道士が出現、その本拠地は魔界都市〈新宿〉であった。政府高官の依頼を受けた念法を使う高校生「十六夜京也」が単身新宿に乗り込む。…魔界都市〈新宿〉

「魔界都市〈新宿〉」の事件の少しあと、新宿中央公園上空に、突如、巨大な空中建築物が出現した。空中に浮かぶ魔宮の主人は、完成パーティーに要人たちを招待した。招待客には十六夜京也も含まれていた。
…魔宮バビロン

菊池秀行氏のデビュー作「魔界都市〈新宿〉」とその続編の「魔宮バビロン」を加筆の上、合本化したものです。

菊池秀行氏の名前は知っていたのですが作品を読んだのはこれが初めてです。お友達のkotoさんに紹介していただきました。

舞台が近未来の新宿なのですが、この描写がなかなか。私もこの町の猥雑さが好きで危なくない範囲で(笑)訪れたりしますが元々魔界っぽい雰囲気を持つだけに様々な魑魅魍魎が出現するのがしっくり来ます。魔界都市〈新宿〉を舞台にした著者の作品は多くあるようですが、物語の舞台としては絶好の環境が整っています。

ストーリーは単純な勧善懲悪といっても良いものですが、舞台やキャラクターの設定などで十分楽しめました。「魔宮バビロン」の方は「新宿」の出番が少ないのが少々残念でした。
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スティーヴン・キング 『ダーク・タワーⅠ ガンスリンガー』

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荒涼とした砂漠の地を最後のガンスリンガー「ローランド」が「黒衣の男」を追う。
何故ローランドは黒衣の男を追うのか、何故世界は変転したのか。

スティーヴン・キングがライフワークと位置づけるダークタワー(全7部)の第1部。

キングはずいぶん読んでいるのですがつい最近までこのシリーズを知りませんでした(^_^;)。この第1部が出版
されたのが1982年ですからすでに25年近くたっています。このシリーズはキングの全作品が集約されると言われ
キング・ワールドの中核となっているとの事です。

いきなり住民大虐殺があったりして、とてもダークなファンタジーです。ローランドはガンスリンガーの名のとおり拳銃使いで、砂漠という舞台設定なども西部劇の雰囲気を漂わせています。ただし、一緒に旅をするようになる少年「ジェイク」は現代ニューヨークから来たようですし、ローランド自身も中世ヨーロッパ(?)を連想させるような社会の出身です。様々な世界がパラレルに存在しているようです。この巻はローランドが黒衣の男を追う(物語を端緒につける)のとローランドの過去を描く(主人公紹介)という内容になっています。この先がとても楽しみです。

スーパーGT 第9戦 富士スピードウェイ


ギャオ「スーパーGT 第9戦 富士スピードウェイ」を観戦しました。
公開は2006年12月31日 正午まで

ついに最終戦になったスーパーGTの第9戦です。

GT500のドライバーズタイトルは、8組がタイトルの可能性を残すという大混戦状態。
ランキングトップのレイブリッグNSXは大きなウェイトハンデを背負う。
富士スピードウェイはトヨタのお膝元である上に高速コースなのでトヨタSC430に有利か?

一方GT300はプリヴェチューリッヒ・紫電、雨宮アスパラドリンクRX7、アネブル アドバンヴィーマック320Rの3組に絞られている。ポイントを考えると紫電が有利か?

以下、ネタバレなので未見の方はご注意を!






















☆『GT500』オープンインターフェースSC430が逆転でドライバーズタイトルを獲得。
オープンインターフェースSC430脇阪/ロッテラー組が、4位でフィニッシュし13位でノーポイントに終わったレイブリッグNSXをわずか1ポイント上回ってドライバーズタイトルを獲得した。レイブリッグNSXは前戦でのゴール後の降着、本レースでの接触によるペナルティが余りにも手痛かった。応援してたのに…。

☆『GT300』雨宮アスパラドリンクRX7が「大」逆転でドライバーズタイトルを獲得。
このまま行けばプリヴェチューリッヒ・紫電がドライバーズタイトルを獲得という最終ラップ。タイトル争いに関係ないクルマのトラブルが大逆転を呼んだ。トップを走っていたウィルコムアドバンヴィーマック408Rが最終コーナー(!)ガス欠でストップ。7位を走っていた雨宮アスパラドリンクRX7山野/井入組が6位にあがり、ポイント圏外に終わった紫電と同ポイントになった。上位入賞回数の差により雨宮アスパラドリンクRX7がドライバーズタイトルを獲得した。まさに「有り得ない」レベルの大逆転。雨宮アスパラドリンクRX7は前半に痛恨のスピンをしていただけに最後まであきらめない粘りが大逆転を生んだ。

☆ディスレースの優勝は『GT500』エプソンNSX 『GT300』トイストーリーMR-S
GT500では救済処置の効果を活かしエプソンNSXが圧倒的な速さで優勝。
GT300ではトップのガス欠という幸運によりトイストーリーMR-Sが優勝。
タイトル争いに注目が集まり、せっかく優勝したのに話題にされずに可哀相(笑)。


GT500もGT300もドライバーズタイトル争いが最後まで全く予断を許さない展開でした。スーパーGTのハンデシステムはレースを面白くするという意味では非常に上手く機能しています。
ただ、本当に速いドライバー、クルマを決めるガチンコのレースも見てみたい気もします。

M・クライトン 『大列車強盗』

読書リスト(3)に「大列車強盗  マイクル・クライトン」を追加しました。

1850年代ロンドン、エドワード・ピアースは列車で輸送されるクリミア戦争の戦費を強奪する計画を立てた。
ピアーズ一味は着々と準備を重ねていった。

ジュラシックパークで有名なマイクル・クライトンが19世紀のイギリスを舞台に列車強盗をドキュメンタリータッチで描いています。

まず、文体に特徴があります。まるで実際にあった事件の記録のような書き方になっています。
果たして取材に基づいたドキュメンタリーなのか、フィクションなのか惑わされます。

ヴィクトリア女王時代という背景が面白い。男中心の社会、身分差別という古い風習、鉄道を始めとする工業化の進展とそれに伴って発生した貧富の格差、などが描写されています。犯罪の背景も現在と大きく違います。警報装置、防犯カメラなどはなく情報の伝達も極めて緩慢。マンパワーに頼った防犯体制とそれを崩そうとする犯罪者のせめぎ合いが展開されます。

ただし、ドキュメンタリータッチなだけに各人物の描写は表層的です。個性的な怪盗ピアーズがもっと魅力的に
描かれていればもっとのめり込める題材なので、その点は残念に思いました。

水野良 『ロードス島戦記2 炎の魔神』

読書リスト(3)に「ロードス島戦記2 炎の魔神  水野良」を追加しました。

パーンとディードリットはカーラのサークレットを持ち去ったウッドを捜し求めて旅をしていた。
彼らは炎の魔法を使う魔術師に苦しめられる砂漠の国フレイムにカーラの影を感じて訪れた。

カシュー王の率いる砂漠の国フレイムの内戦にパーンらが力を貸す、というのが大まかなストーリーです。
このカシュー王は元傭兵という出自などグインサーガのイシュトバーンを彷彿とさせます。
内容は大規模な戦闘あり、救出劇あり、旅あり、ダンジョン探索あり、精霊との対話(対決)あり、とバラエティに
富んでいます。また個性的な新しい仲間も登場します。
主人公のパーンは相変わらず直情型の正義漢で危なっかしいのですが、これが物語の魅力なのでしょう。

神坂一 『ヴェゼンディの闇』

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剣と魔法の国が舞台、美少女魔道士「リナ」が活躍する「スレイヤーズ」の第6巻。
宿敵、暗殺者ズーマに誘われるままにリナたちは謎の神官ゼロスを伴いヴェゼンディ・シティへおもむいた。
ところがそこで出迎えたのは別の宿敵、魔族のセイグラムであった。

今回は戦闘に次ぐ戦闘で迫力のシーンが満載。一番光ったのは元来巫女であるアメリアの頑張りでしょうか。
魔族を相手にしての奮闘ぶりが私のアメリアに対するイメージを変えました。しかし、ますますリナとキャラが
被ってくるのですが気のせいでしょうか?イラストでも髪型、服装以外区別が付きません(^_^;)。

ゼロスの正体もわかりましたが、リナはゼロスの言うことをホイホイと聞いていて良いんでしょうか?

あと、この巻ではいつもの腹のよじれるリナとガウリイの漫才がほとんどありませんでした。これは残念。

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別ブログ「私のGT4日記!」の読書記録へのリンク集です。
作者別に整理してみました。

このブログ内の読書記録も書庫の構成などを少々改装してアクセスしやすいよう工夫してみました。
いかがでしょうか?

海外作品

アーサー・C・クラーク

イルカの島 遥かなる地球の歌

A・E・ヴァン・ヴォクト

スラン

ブロック・イェイツ

エンツォ・フェラーリ

ドロシー・ロー・ノルト

人生と親友になれる生き方

ディーン・クーンツ

ミスター・マーダー

ダグラス・ケネディ

ビッグ・ピクチャー 仕事くれ。

ハリイ・ハリスン

宇宙兵ブルース

J・K・ローリング

ハリー・ポッターと賢者の石 ハリー・ポッターと秘密の部屋 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

ジャック・フィニイ

マリオンの壁

ケイ・ヘザリ

American Pie

ナンシー・A・コリンズ

ミッドナイト・ブルー ゴースト・トラップ フォーリング・エンジェル ブラック・ローズ

レイモン・ジャン

読書する女

リチャード・マシスン

縮みゆく人間

スティーブン・キング

クリスティーン

スティーブン・キング&ピーター・ストラウブ

タリスマン

国内作品 ア

朝倉卓弥

四日間の奇蹟

あさのあつこ

バッテリー バッテリーⅡ

飯田譲治 梓河人

アナザヘヴン

泉麻人

通勤快毒

五木寛之

メルセデスの伝説

大石英司

神はサイコロを振らない

大石圭

呪怨

大沢在昌

撃つ薔薇 AD2023涼子

大沢在昌、宮部みゆき、京極夏彦

大極宮

大原まりこ、岬兄悟 編

SFバカ本 白菜篇プラス

奥田英朗

最悪

小野不由美

悪霊になりたくない!

国内作品 カ

神坂一

スレイヤーズ! アトラスの魔道士 サイラーグの妖魔 聖王都動乱

菊池秀行 他

舌づけ

桐野夏生

光源

栗本薫

グイン・サーガ103 ヤーンの朝 グイン・サーガ104 湖畔のマリニア たまゆらの鏡 グイン・サーガ105 風の騎士 グイン・サーガ外伝20 ふりむかない男 グイン・サーガ106 ボルボロスの追跡 グイン・サーガ107 流れゆく雲
グイン・サーガ108 パロへの長い道

小林泰三

ΑΩ(アルファ・オメガ)

国内作品 サ

しげの秀一

頭文字D 7~9 頭文字D 10,11 頭文字D 12,13 頭文字D 14~16 頭文字D 17~19 頭文字D 20~22
頭文字D 23~25 頭文字D 26,27 頭文字D 28~30

国内作品 タ

高野和明

13階段

天童荒太

幻世の祈り 家族狩り第一部 家族狩り 第二~五部

2

国内作品 ナ

永井豪

魔王ダンテ

西尾維新

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

日本推理作家協会 編

自選 ショート・ミステリー2

日本冒険作家クラブ 編

血!

楡周平

無限連鎖

国内作品 ハ

東野圭吾

変身

本田孝好

ALONE TOGETHER

国内作品 マ

松岡圭祐

バグ

岬兄悟

半身一体 魔女でもステディ

国内作品 ヤ

山田詠美 編

せつない話

山本文緒

パイナップルの彼方

結城信孝 編

緋迷宮

横溝正史

三つ首塔

吉本ばなな 他

中吊り小説

スーパーGT 第8戦 オートポリス


ギャオで[「スーパーGT 第8戦 オートポリス」を観戦しました。
公開は2006年12月31日 正午まで

いよいよ残り2戦になったスーパーGTの第8戦です。

テクニカルコースのオートポリスではコーナーリングの良いNSXが有利、フロントグリッドを独占した。

以下、ネタバレなので未見の方はご注意を!






















☆『GT500』ザナヴィニスモZが今季初優勝
鈴鹿1000kmで井出選手のチョンボで失格の憂き目を見たザナヴィニスモZの本山、松田組がNSX有利と思われた中見事に今季初優勝。同じZのカルソニックインパルZは2ピット作戦をとるなどタイヤの状況が厳しい中、終盤NSX勢の猛追をかわした本山の走りは素晴らしかった。タイヤがへたった状態でのドライビングの難しさは(ゲームでだがw)経験しているので手に汗を握った。

☆『GT500』2位に入ったレイブリッグNSXが後に降着
第7戦の優勝に続いて2位に入りポイント争いで一歩リードしたかと思われたレイブリッグNSXがピット作業時の違反により3位降着となった。ポイントトップは変わらないが最終第9戦は富士なのでトヨタ勢が有利と見られるためこれは手痛い。

☆『GT300』プリヴェチューリッヒ・紫電が今季初優勝
中継の解説を担当する由良拓也氏が開発した紫電が今季初優勝。由良氏と一緒に私も応援していたのでちょっとうれしい。GT300はプリヴェチューリッヒ・紫電、雨宮アスパラドリンクRX7、アネブル アドバンヴィーマック320Rの3チームに優勝は絞られた。

最終戦も見逃すことは出来ません。

山田悠介 『スイッチを押すとき』

読書リスト(3)に「スイッチを押すとき  山田悠介」を追加しました。

増加する青少年の自殺に終止符を打つため、政府が立ち上げた恐るべきプロジェクトとは…。
生きる意味を問う衝撃のストーリー。

                                      「BOOK」データベースより引用

以前ギャオのドラマで鑑賞したので参考に原作を読んでみました。
ドラマ「スイッチを押すとき」の記事は こちら>>

大筋はドラマと一緒で、政府の政策で自殺用のスイッチを持たされ幽閉されている少年少女を監視員の主人公が脱出させるというものです。以下、不満点ばかりですが…。

・ドラマでは不明確であったプロジェクトの詳細は記述されていたが、理不尽で合理性は無い。
・キャラクターはドラマを見ていたのでイメージを投影できたが、描写は不十分。
・ストーリーはあらかじめわかっているという点は差し引かなければならないが、全体的に平板。
・ドラマ化に際して大きな要素(主人公と少女の関係)が省略されていたのには驚いた。

少々辛口になってしまいました(汗)。
作者の山田悠介氏は人によって好き嫌いが分かれるという評判のようですが私には合わないようです。
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