原田宗典_『吾輩ハ作者デアル』

読書リストに「原田宗典_吾輩ハ作者デアル」を追加しました。

吾輩ハ作者デアル…。作者であるからして、日々いろんなことを考える。いろんなものを見る。いろんなものを聴く。いろんな場所へ行く。そして、いろんな人を想うのである。家族のこと、喪った友のこと、異国の街で出会った人々のこと―。原田宗典がそんな作者的日常から生み出した、時に笑えて、時に心にしみる大切な文章たちを特別に集めました。文庫オリジナル・エッセイ集です。

裏表紙より

以前読んだ『かんがえる人』は大変楽しめました。このエッセイ集も基本的なスタンスは似ているのですが、タイトルどおり作家の立場からのやや真面目な内容も含んでいます。

『かんがえる人』と共通する「とりとめない事を考察する」の他にも「自身の家族をテーマにしたエッセイ」や「サッカーワールドカップフランス大会(1998)の旅行記」などなどバラエティに富んでいます。

中では〈紙幣には女の大笑いの顔を印刷すべきだ〉という主張には妙に納得しました。
確かに鹿爪らしい男の肖像よりは世の中の景気が良くなるような気がします。

この作者の作品は2つ続けてエッセイを読みました。今度は何か小説を読もうと思います。

目次
Ⅰ 言葉について
Ⅱ 耳よりな話ふたたび
Ⅲ 紐育素描集
Ⅳ それは詩だった。―シ的フランス日記
Ⅴ 私は告白する

関連記事
かんがえる人
スポンサーサイト



J・K・ローリング_『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

読書リストに「J・K・ローリング_ハリー・ポッターと謎のプリンス」を追加しました。

ヴォルデモートの復活が明らかになったことにより魔法界は騒然としていた。
そんな中、ダンブルドアの個人授業、ドラコ・マルフォイの怪しい行動、「半純血のプリンス」の教科書入手、
などなど波乱要素を含みながらハリーのホグワーツでの新学期が始まった。

とうとう翻訳されている分を読み終わりました。「不死鳥の騎士団」「謎のプリンス」と物語が加速してきました。
ホグワーツの行事が中心だった「炎のゴブレット」までとは一線を画しています。
宿敵の復活によってハリー対ヴォルデモートという構図がはっきりして来たせいでしょう。

この巻ではそのヴォルデモートの出自が明らかになっていきます。その中で発見した唯一の弱点、これを逆境のハリーがどうやって攻めて行くのかが今後の焦点です。もちろんロンやハーマイオニーの助力は欠かせません。

そして、この巻の大きなトピックは前巻に引き続きハリーを襲った衝撃です。
今までは何かと保護されていたハリーですが、物語の主人公として独り立ちの頃なのかもしれません。
作者は「生き返ることはない」と明言していますが、肖像画になっているので助言は期待できるかもしれません。

いろいろと重要な人物はいますがやはりスネイプが気になります。
ダンブルドアは何故スネイプをあそこまで信用するのか?「スネイプ頼む」という言葉の真意は?
なにしろスネイプはハリーと並んでこの巻の主役ですからね~(笑)


安田弘之_『ショムニ』

読書リストに「安田弘之_ショムニ」を追加しました。

とある商事会社にある、落ちこぼれ社員が集められた・庶務二課に勤めるOL達の人間模様を描いたコメディ。

「ショムニ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』
2007年10月17日 (水) 19:00 JST、URL: http://ja.wikipedia.org より引用

大ヒットしたドラマの原作マンガです。私はドラマの存在は知っていましたが一回も見たことはありませんので
これがショムニへのファーストコンタクトでした。

最初のうちは上の説明にもあるように「人間模様を描いたコメディ」でした。しかし途中から完全なギャグマンガに
なっていきました。予想していたものとは違いましたが奇想天外な展開はなかなか楽しめました。
主人公のサワコの変貌ぶりが印象に残ります。

ドラマの内容をウィキペディアで調べてみましたが全くの別物のようですね。
チャンスがあったら見てみようと思います。

ヅラ刑事


ギャオ「ヅラ刑事」を鑑賞しました。
11/1(木)正午まで公開
原子力発電所から核燃料を盗み、核爆弾を完成させたテロリストたちが、東京都民全員の命と引き換えに身代金50億円を要求する事件が発生。この凶悪事件に立ち上がったのは、必殺技“モト・ヅラッガー”で数々の難事件を解決してきた人呼んで“ヅラ”こと源田初男(モト冬樹)。警視庁花曲署捜査一課の精鋭たちと共に事件を解決できるのか!?

監督:河崎実/企画:叶井俊太郎/脚本:中野貴雄、河崎実/主題歌:モト冬樹
出演:モト冬樹、イジリー岡田、なべやかん、中野英雄、加納良治、ウガンダ・トラ、桐島優介
橋本真衣、ドクター中松、飯島愛、さとう珠緒
2005年 / 日本

(c)2006「ヅラ刑事」製作委員会

ギャオの紹介文より
くだらね~!

いきなりモト冬樹の必殺技が笑えます。ウルトラシリーズで有名な実相寺昭雄が監修してます。

刑事ドラマのパロディーですが、小ネタが結構楽しめました。
モト冬樹の個性を前面に出した映画です。イジリー岡田(デカ○ン刑事)は活躍していましたが、
なべやかん、中野英雄、ウガンダなどの出番が少なかったのが少々残念でした。

モト冬樹の歌が良かったです。歌詞といい哀愁漂う歌声といい良い味出していました。


私の頭髪はまだ大丈夫のようですが…用心に越したことはないかな(笑)


Yahoo!動画でも見ることが出来ます(11/8まで) → http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00103/v02295/

栗本薫_『グイン・サーガ116闘鬼』

読書リストに「栗本薫_グイン・サーガ116闘鬼」を追加しました。

1979年から現在まで発行され続けている超長編小説の正伝。
大雑把に言うと
「剣と魔法の世界」に突如現れた豹頭人身の男「グイン」を中心に繰り広げられる戦国絵巻
といったところです。

タンポポさんのところで感想のTB集をやっています。
いろいろな人の感想を読むことが出来ますよ♪



書庫_「栗本薫」
WARNING! 以下、ネタバレを含みます。注意!!
『感想』

遂に出てきたガンダル、やっぱり強かったですね~
グインが「肉を切らせて骨を断つ」じゃないと勝てないのですから。戦いの様子は迫力十分で楽しめました。
ただグインは一旦は「自分はグインじゃない」とガンダルに言い切りました。
言霊とかなんかでやばいことになりそうな気がするのですが … 考えすぎ?

やはり気にかかるのはブランが見張られていることです。何故グインじゃなくブランなのか?
今後の展開に大きくかかわりそうです。またマーロールも不審な行動をしていますね~

今回はほぼ予想通りの順当な展開でした。剣闘士リナの活躍も堪能できましたし(笑)
例によって祭りの様子は微に入り細に入りでした。なにも闘技会場周辺の雑踏整理まで描写しなくても…(笑)

篠田節子_『天窓のある家』

読書リストに「篠田節子_天窓のある家」を追加しました。

こんなはずではなかった。なぜ、こんなふうになってしまったのか。気づかぬうちに日常に巣食う焦燥。
人生に疲れた女の心をかき乱す隣人。幸せを願いながら、いつのまにか何を求めていたのかよく分から
なくなってしまった―。なぜ、あの人はしあわせそうにしているの?ちいさな衝動がおさえられなくなる
…心もからだも不安定な中年世代の欲望と葛藤をあぶりだす、リアルに怖い9編。

「BOOK」データベースより

作者の篠田節子氏は直木賞受賞作「女たちのジハード」では若いキャリアウーマンをコミカルかつリアルに
描きました。そういう人を描く作品も面白いのですが、私は彼女の真骨頂はホラーだと思います。

さて、この短編集ですが、最初の2編は完全に前者の作風です。しかし、3編目で「あれっ?」と思い、
表題作の4編目でホラーパワー炸裂! 5編目、6編目で荒れ狂います(笑) 7編目、8編目で落ち着き
を見せ、最後の9編目はちょっとほっとさせてくれます。

ひとつ挙げるとすればやはり表題作の「天窓のある家」でしょうか?
『友人の香の夫は浮気をしているらしい。秀子はそんな香のことが心配でたまらなかった…』
暴発してしまう狂気は恐ろしいのですが「そんなもの自分にはない」とは言い切ることはできません。

作者の異なった魅力を楽しめるお得な短編集です。「女たちのジハード」しか読んだことのない方、
ホラーしか読んだことがない方、どちらにもオススメです。

・収録作品
友と豆腐とベーゼンドルファー
パラサイト
手帳
天窓のある家
世紀頭の病
誕生
果実
野犬狩り
密会

大怪獣 東京に現わる


Yahoo!動画「大怪獣 東京に現わる」を鑑賞しました。
2007年11月20日まで公開
タイトル通りには怪獣が登場しない、何ともユニークな怪獣映画! 東京に出現した怪獣の接近に
揺れる、福井県の田舎町の住人の騒動を描いたユーモラス+シリアスなパニック・コメディ。

監督:宮坂武志 出演:桃井かおり:本田博太郎:高松英朗:竹内力

(C)1998 吉本興業/セディックインターナショナル/東急エージェンシー

Yahoo!動画の紹介文より
シュール、シニカル、馬鹿馬鹿しい、結構シビア。 面白かった~

上にもあるように怪獣は登場しないのですが、その存在は感じられるという不思議な感覚が味わえました。
下手な怪獣映画より臨場感があります。

怪獣に対していろいろな人がいろいろな反応を示すのを個々に描いていきます。

私が気に入ったのは「終末思想に取り憑かれ怪獣の出現に狂喜するお姉さん」のエピソード「ツアーに来たバンドメンバーとイルカ調教師の交流」のエピソードです。イルカ調教師の女の子(高松英朗の孫役)が可愛いのですが、インターネットで調べても女優の名前がわかりません(>_<)

一番のビッグネームである桃井かおりの存在感が意外とありません。
普通の主婦の役なのでいまひとつドラマチックな部分がありませんでした。

馬鹿馬鹿しいと呆れるか、そこを面白いと思うか、微妙なラインにあります。
私は面白いと思いましたが、人によって評価が別れそうです。

小野不由美_『風の万里 黎明の空』

読書リストに「小野不由美_風の万里 黎明の空」を追加しました。

景王となって一年、陽子は苦悩していた。
国の実情を知らずに治世は出来ないと、市井に降り遠甫のもとでこの世界のことを学ぶことにした。

100年ほど前に蓬莱から才国に流された鈴はおなじ海客の景王に会おうと慶国に向かった。

謀反で殺害された先の峯王の娘 祥瓊は自分と同じ年頃の景王を恨み慶国を目指す。

三人の少女は慶国和州で出会い…

小野不由美氏のファンタジー作品「十二国記」の本編の第四作。

慶国和州の乱の顛末が描かれます。反乱軍の中に王がいたりしますが(笑)
乱を通じて陽子が王としての指導力を身に付け、信頼できる仲間を得るという展開です。

鈴、祥瓊は精神的な成長、心境の変化が著しいです。もっとも彼女らは見かけによらずいい歳なので
「今まで何してたのよ?」と突っ込みを入れたくもなりますが(笑)

鈴や祥瓊に比べると、苦汁を舐めた経験のある陽子は貫禄があります。そして強い!!
陽子も尚隆に負けず暴れん坊ですね~(笑)

こういう戦乱がらみの話は展開がダイナミックで非常に楽しめます。
グイン・サーガでもイシュトヴァーンによるモンゴール再興のあたりが一番好きです。

本作では固有名詞に頻繁にふりがながあるので助かります。前作までは一回目しかつかなかったので
難渋していました(^_^;)


SFマガジン 2006-11

ロバート・シェクリイ追悼特集

昨年12月9日に逝去した、アイデア・ストーリイの巨匠を悼む。本邦初邦訳の2短篇を訳載。併せてロバート・シルヴァーバーグ、ハリイ・ハリスンほかによる追悼文、草上仁、梶尾真治による追悼エッセイを掲載。未訳長篇紹介、邦訳作品リストで構成する。
[特集内容]
○「スタンダードな悪夢へようこそ」 ロバート・シェクリイ
○「けっして終わらない西部劇映画」 ロバート・シェクリイ
○追悼エッセイ──シェクリイの思い出に 梶尾真治・草上仁
○海外作家追悼文──永遠のシェクリイ ロバート・シルバーヴァーグ、ハリイ・ハリスン、フレデリック・ポール、クリストファー・プリースト、ルーディ・ラッカー
○知られざるシェクリイ──未訳長篇紹介 高橋良平
○邦訳作品リスト&特集解説

【読切】
「雪風帰還せず〈前篇〉 戦闘妖精・雪風第3部」 神林長平
「公共調達にかかわる不正等の防止と取引適正化に関する法律」 草上仁

【連載】
「魔京 第3回」 朝松健
「罪火大戦ジャン・ゴーレ 第二十二回」 田中啓文
「スナーク狩り 《怨讐星域》 第3話」 梶尾真治

表紙イラスト:森ヒカリ

ハヤカワ・オンライン→http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/720611.html

SFマガジン 2006-11をパラ読みしました。
連載小説《怨讐星域》梶尾真治 第3話の掲載号です

これまで雑誌はSFマガジンとミステリマガジンを交互に読んでいたのですがミステリマガジンはあまり面白くないので読むのをやめました。

・読みきり小説
草上仁氏は軽妙な読み味が魅力の作家です。期待していたのですが、この「公共調達にかかわる~」は
今ひとつでした。ちょっとSF的要素が足りない感じがしました。

・連載小説
「怨讐星域」
今回は入植した惑星で未知の怪物と対決する人々を 描いています。オーソドックスですが面白い。

・そのほかの記事
特集のロバート・シェクリイ氏は初めて知りました。2つの短編はなかなか面白かったので、代表作をチェックしてみようと思います。

各記事で紹介されている本で気になったものが多くありました。ここにメモしておきます。
・小川一水_「天涯の砦」_ハヤカワ
・佐藤賢一_「アメリカ第二次南北戦争」_光文社
・伊丹十三_「日本世間話体系」_新潮文庫
・大原まり子_「戦争を演じた神たち」_ハヤカワ文庫
・大原まり子_「メンタル・フィール」_ハヤカワ文庫
リンク
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
プロフィール

びぎR

Author:びぎR
読書、鑑賞日記です。
月1更新

最新記事
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ