佐藤勝彦監修_『みるみる理解できる相対性理論』

読書リストに「佐藤勝彦監修_みるみる理解できる相対性理論」(ニュートン別冊)を追加しました。

誕生から100年をむかえてなお人々を魅了してやまない、時間と空間の理論「相対性理論」。
特殊相対性理論と一般相対性理論を、それぞれ誰もが納得できるようわかりやすく解説する。

「MARC」データベースより

私はかつて何回かアインシュタインの「相対性理論」を理解しようとしてはその度に挫折してきました。
目で見ることが出来る「ニュートン力学」は理解しているのですが想像するのが難しい相対性理論は入り口でつまずいていたのでした。

先日酒競輪さんの記事にそのことをコメントしたらこの本を紹介していただきました。早速、読んでみました。

全編、非常に美麗なイラストで解説されています。イラストが主で解説は従という感じです。
(私の時代のw)高校で習う物理学の知識があれば読み進めることが出来るような内容です。
以下、自分なりに理解した内容を大雑把にまとめてみます。私の誤解により記述に誤りがあるかもしれません。
その点はご了承ください。また誤りをご指摘いただけるとありがたく思います。



相対性理論は重力を取り扱わない【特殊相対性理論】と重力を取り扱う【一般相対性理論】に分かれます。

【特殊相対性理論】は大雑把には
「光速度不変の原理」と「相対性原理」に基づいて
光速に近い速さで進む物体を外から観測するとその物体は
①時間の流れが遅くなる ②長さが縮む ③質量が増大する
ということのようです。

「観測者が移動していようと、光源が移動しようと光の速度は常に観測者に対して一定である」という「光速度不変の原理」を理解するのが困難でしたが、「宇宙は、そのように出来ている」と無理やり納得しました。
三平方の定理を使った解説で①時間の流れが遅くなる ②長さが縮む ことをなんとか理解できました。

【一般相対性理論】は大雑把には
「特殊相対性理論」と「等価原理」に基づいて
重力によって
①光が曲がる ②空間が曲がる ③時間の流れが遅くなる
ということのようです。

「加速度運動する場所から見た場合に現れる慣性力は本質的に重力と区別がつかない」という「等価原理」は直感的に理解できるのでこちらの方がわかりやすく感じました。ただ「3次元空間の曲がりは、3次元空間の住人である人間には、頭の中で正確にイメージするのは不可能」だそうで空間が曲がるという概念についてはわからなくても仕方ないようです。我々には重力で曲がるように見える光は実はちゃんとまっすぐ進んでいるようです。



近年になく頭をフル回転させました(笑) 普段の生活には全く役に立ちませんが頭の体操になりました。
なにぶん取り扱う光の速度が非日常的なもの(1秒に地球を7周半ですから)なので想像力を働かせないと付いていけません。1回読んだだけでは理解できず2回読みましたがまだ良くわかっていない部分が残っていて、騙されている感じもしています。少し時間を置いてからもう1度読んでみようと思います。

ご紹介くださった酒競輪さん、ありがとうございました。



2008/5/3 2回目読了しました。
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SFドラマ シーズン2



以前ギャオでシーズン1が配信されていた上記のSFドラマのシーズン2が配信されています。
シーズン1はそれぞれ楽しめたのですが「シーズン2以降はDVDを買ってね♡」というギャオとDVD販売側の戦略と思いシーズン2以降の配信には全く期待していませんでした。しかし、良い方向に裏切られました。

シーズン2もそれぞれ楽しめます。
スターゲイトの方はSG-1、アトランティス共に大きなストーリーの変化は無く水戸黄門的なマンネリの展開ですがこれはこれで楽しいものです。日本語吹き替えということもありリラックスして見られるのが利点です。
バビロン5の方は主人公である司令官の交代など物語に大きなうねりが出てきていて目が離せません。
こちらは字幕スーパーなのでしっかり見ていないとわからなくなってしまいます。

これらSFドラマのシーズン2の配信が始まったり、映画のラインアップが充実したり、バラエティ番組にネームバリューのあるMCを起用するなど、最近のギャオは気合が入っているような気がします。
2011年の地上波完全デジタル化への対抗処置なのかもしれませんね。

できれば、スターゲイトのSG-1とアトランティスは配信時期をずらして欲しいです。
並行して見ていると少々混乱します。
あとファースケイプのシーズン2も配信して欲しいです。ギャオさんお願い(笑)

椎名誠_『中国の鳥人』

読書リストに「椎名誠_中国の鳥人」を追加しました。

商用で中国奥地を訪ねた男が、ふと立ち寄った少数民族の村。そこでは人が空を飛んでいた。
幻を見ているのだと思いつつも、いつしか現実との境目がわからなくなり…(「中国の鳥人」)。
タクシー運転手の饒舌にうんざりして、思わず口走った小さな嘘が招いた悲劇とは(「たどん」)。
妄想が産みだす恐怖と笑いに満ちた不思議な世界へ読者を誘う幻想譚八編。
著者の短編小説リストを収録。

裏表紙より

椎名誠氏は私小説や旅ルポなどでよく知られています。しかし私は「シーナワールド」と呼ばれるSF、超常小説が好きです。特に「アド・バード」 「水域」 「武装島田倉庫」のSF三部作は独特の世界観でとても楽しめました。

この短編集に収められているのはいずれも不条理な小説です。物語の体裁をとっているのは「中国の鳥人」
「蚊無し川」の2編だけで他の6編はほとんど意味不明です。まぁ、その意味不明さが味なのでしょう(笑)
この短編集から「中国の鳥人」 「ちくわ」 「たどん」の3編が映画化されているようです。
「中国の鳥人」はともかく「ちくわ」 「たどん」の映画ってどんなのか興味があります。

【収録作品】
・中国の鳥人
・月下の騎馬清掃団
・思うがままの人生
・ちくわ
・蚊無し川
・たどん
・鯨女
・スキヤキ

E・W・ハイネ_『まさかの結末』

読書リストに「E・W・ハイネ_まさかの結末」を追加しました。

ショートショートの伝統はドイツに!
ツイストと皮肉が利いた、怖くて楽しいショートショートの数々。
こんな作品がドイツで書きつづけられていたとは...
ちょっとした空き時間に読める、短い短い物語集です。

Amazon.co.jpの紹介文を引用

藤中さんの記事で紹介された3編の結末が気になったので即座に図書館に予約してしまいました。

1話1話が短いのでちょっとした時間つぶしには最適です。ただし全てが「まさか」の結末というわけでもありませんでした。肝心の結末が「?」のものがあったりもします。もっとも原題の「Kinkerlitzchen」は日本語に直すと「小間物」なので原作者の意図はそこには無いのかもしれません。

私が気に入ったのは次の3編です。

「判決」
蒸留器を持っているということだけで火酒密造の罪を問われた男が残した捨て台詞とは…

「愛の手紙」
エルヴィンは愛する女性に毎日ラブレターを書いた。その結果彼女は…

「秘中の秘」
“教授”が主張する現代の人間に割り当てられた役割とは…

【収録作品】
・死者の挨拶
・判決
・ほんと、男って…
・正義の神
・テロ防止策
・ギプスの中身
・正義の勝利
・愛の手紙
・すばらしい贈り物
・復活
・四旬節
・愛の死
・秘中の秘
・万引き
・強盗の襲撃
・いばら姫効果
・不気味な重要証人
・コールボーイ
・死んだ双子
・目には目を
・講演
・キルケ
・ただ乗り
・世界一短いお化けの話

上橋菜穂子_『狐笛のかなた』

読書リストに「上橋菜穂子_狐笛のかなた」を追加しました。

“聞き耳”の能力を持つ少女「小夜」はある日の夕暮れ、犬に追われる子狐を助ける。
その狐は実は敵対する隣国の呪者の使い魔「野火」であった。
その場に居合わせた少年「小春丸」と小夜は度々会うようになるが…

読書仲間のめにいさん藤中さんが読まれてかなりの高評価なので満を持して読みました。
結果、大変面白く久しぶりに読書優先モードに入りました。休日の昼食を読みながらの軽食にしたり、
夜更かしして読んでしまったり…翌日の仕事が少し辛かったです(笑)
ご紹介ありがとうございました♪

まずは舞台設定です。物語の世界が本の中に広がっている感じで、戦国時代の日本をモチーフにした
「春名の国」の風景が目に浮かびます。
和風な雰囲気で読書のお供にはコーヒーより日本茶、ビールより日本酒が合います。

物語は割合平易でとても読みやすいのですが、と言ってありきたりな話でもないし、軽い話でもありません。
各エピソードは見事に物語の進行に関わっていきその展開は無駄が無く美しさを感じます。
他の小説では本筋には直接関係ない部分に力を入れる場合もあります。それはそれで楽しめるのですがこれはちょっと違うタイプの作品のようです。

憎しみの連鎖が生み出す悲劇は現実社会を投影する永遠のテーマです。そこから逃れ出るべく苦悩するものたちと、拘り続けるものたち、あきらめてしまったものたち、それぞれの思惑が絡み合います。
ありがちな勧善懲悪にはならずに、次世代への希望を託した結末になりました。常なる人ではない小夜にとってもこれで良かったのではないでしょうか?

で、私はつい悪役に肩入れしてしまうのですが、上で「あきらめてしまったものたち」に相当する呪者である
「久那」に哀れみを感じました。彼もそのように生きるように宿命付けられた憎しみの連鎖の被害者です。
生命力を削りながら主君に仕える様は現代のサラリーマンのようです(苦笑)

上橋菜穂子作品は私のローテーション入り決定です。次は「守人シリーズ」に行きます。
「獣の奏者」は図書館の順番待ちが多いので後回しにします(笑)

栗本薫_『グイン・サーガ119ランドックの刻印』

読書リストに「栗本薫_グイン・サーガ119ランドックの刻印」を追加しました。

1979年から現在まで発行され続けている超長編小説の正伝。
大雑把に言うと
「剣と魔法の世界」に突如現れた豹頭人身の男「グイン」を中心に繰り広げられる戦国絵巻
といったところです。

で、いつもなら「タンポポさんのところで~」と続くのですが、お忙しいようで最近更新がありません。
寂しい…



書庫_「栗本薫」
WARNING! 以下【激しく】ネタバレです。注意!!

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『感想』

エッエー!!
驚愕の再リセットですか~!!!しかも結構あっさりと
前巻でのリンダによりもたらされたグインの反応はなんだったのでしょう。
少しずつ記憶が戻ってくると予想していたので少々意外でした。

ハゾスなどケイロニアの面々にとっては願っても無い展開のように思えます。
しかし、アモンに嵌められてシルヴィアに斬りつけた一件を覚えていないのは後々騒動の元になりそうです。

スーティーとフロリーをどうするのか?
ケイロニアに引き取ってもらう方向で話が進んでいたのにちょっと微妙な感じになってしまいました。
もしかしたらグインは2人に会わせてもらえないかもしれませんねぇ。

グインには記憶を失ってから築いた重要な関係も多いです。
スカール、ブラン、ドーカス、マーロール、故ガンダル。。。。みんな忘れちゃったとは…
せめて「楽しかった旅芸人生活」くらいは覚えていて欲しいものです(笑)

ところで前巻のヒキだったリンダVSフロリーの対決はどうなったのでしょう?

居作昌果_『8時だョ!全員集合 伝説』

読書リストに「居作昌果_8時だョ!全員集合 伝説」を追加しました。

伝説のギャグ、コントはこうして生まれた。放送回数803回、最高視聴率50.5%、数々の事件・騒動を乗り越えて茶の間に君臨した“怪物番組”の知られざる舞台裏。番組プロデューサーが振り返る、笑いにかけたスタッフと出演者たちの熱きドラマ。テレビ黄金時代の熱気がいま蘇る!

裏表紙より

「8時だョ!」と言えば…

「全員集合」ですよね~(笑)

小さい頃私は夜8時に寝ていましたが(早っ!)土曜だけは特別でした。
「教育上良くない」番組の先駆ですが、親たちも一緒に楽しく見ていましたね~

この本は番組プロデューサーの居作昌果氏が当時の舞台裏を記した顛末記です。
人気絶頂だったコント55号の番組に対抗すべく企画されたこと、1時間の放送のためにドリフターズのスケジュールを週に3日押さえていたこと、開始当初には当時の人気番組(「サインはV」「柔道一直線」「キーハンター」)
の出演者を呼んで視聴率の起爆剤にしたこと、などなど興味深い裏話がいっぱいです。

その他にも番組続行にあたっての様々なトラブルを乗り越えた様子も語られています。
加藤茶の交通事故、加入当初の志村けんの不人気、志村と仲本工事のノミ競馬事件、などです。
志村けんが最初は不人気だったというのは意外でした。「東村山音頭」で人気が出るまで2年かかったそうです。

ドリフのギャグで印象深いのは「ちょっとだけよ」「ヒゲダンス」「体操コーナー」です。
みなさんはいかがでしょう?

全員集合のDVDが欲しくなりました(笑)

エラリー・クイーン編_『日本傑作推理12選 第3集』

読書リストに「エラリー・クイーン編_日本傑作推理12選 第3集」を追加しました。

エラリー・クイーンが選んだ日本の推理小説アンソロジーの第3集。
松本清張、赤川次郎、栗本薫、阿刀田高、小松左京 他の短編12を収める。

「酒と読書と競輪と巨人の日記」 の酒競輪さんがこの本をとりあげています。
その記事で紹介されている「都筑道夫_小梅富士」という作品に出てくる摩訶不思議な殺人がどうしても気になったので読むことにしました。
・酒競輪さんの記事はこちら

全体としてみると「傑作」と付けるほどでもないというのが正直な感想です。
出版が古い(1982年)せいもあり、どこかでみたことがあるようなものが多いという印象があります。
そんな中で問題の「都筑道夫_小梅富士」と「阿刀田高_趣味を持つ女」は楽しめました。

「小梅富士」は時代物の本格推理です。この手のものの常として謎解きは少々こじつけっぽいのですが、
それなりに筋が通っている点が気に入りました。私は本格って納得いかないことが多いんですよね~(^_^;)
この作品は都筑氏の「なめくじ長屋シリーズ」の1作なのでまとめて読んだほうがなじみやすいような気がします。

一番面白かったのは「趣味を持つ女」です。ワンアイデアのショートミステリーですが、さすが鋭い切れ味です。
この作品の出典は阿刀田氏の短編集「冷蔵庫より愛をこめて」です。
「冷蔵庫より愛をこめて」は昔読んだはずなのに全く覚えていませんでした(^_^;)

収録作品
・箱根初詣で/松本清張
・時効は役に立たない/生島治郎
・沿線同盟/赤川次郎
・商腹勘兵衛/栗本薫
・山手線の日の丸/戸板康二
・趣味を持つ女/阿刀田高
・被告は無罪/小泉喜美子
・小梅富士/都筑道夫
・草原特急の女/伴野朗
・天女脅迫/斎藤栄
・妻よ、やすらかに/菊村到
・共喰い―ホロスコープ誘拐事件/小松左京

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