伊坂幸太郎_『重力ピエロ』

「伊坂幸太郎_重力ピエロ」を読了しました。→読書リスト
『連続放火にルールがある』弟「春」に指摘され「私」と「父」は謎解きを始める。
放火現場の近くには必ずグラフィティーアートがあるのだ。
放火事件の謎解きに春の出生の経緯や私=「泉水」の仕事でもある遺伝子が絡み物語は進展します。
放火のルールとは?犯人は?その目的は?これらが出だしでの焦点になります。

抄録にはスタイリッシュファミリー小説と銘打たれています。ファミリーという点では泉水、春、父、そして亡き母の家族の関係が大きくとりあげられています。特に春の出生や現在の行動が物語の核となっています。スタイリッシュという点では小ネタ満載の洒落た会話が目を引きます。私はいちいちひっかかってそのたびにネット検索して確認していました。面白いのですが物語への集中力を削ぐ弊害も感じました。

ミステリーとしても面白く読めます。放火犯については「やはり」という感じでしたがその動機にはちょっと意表を衝かれました。というかちょっと発想がおかしいです。ただ、この人物ならこういう発想をしかねないと納得できるものではあります。

結末は妙に爽やかな雰囲気になっていますが読後感は決して良いものではありません。異質な感覚がこの作品を支配しているのは確かです。このアンバランスな感じが味なのでしょう。道徳的には抵抗を感じますが不条理感を楽しむ娯楽小説としては良く出来ていると思います。

会話での小ネタや登場人物の言葉にはなかなか興味深いものがありました。
【小ネタ】
・ネアンデルタール人とクロマニョン人
・画家 岸田劉生
・サックス奏者 ローランド・カーク
・仙台の名物であるカスタード入りの菓子
・フェルマーの定理
・マラリア療法
【登場人物の言葉】
・「気休めっていうのは大切なんだよ」…春
・「俺たち人間は虐殺自体を目的に、敵を攻撃できる珍しい霊長類なんだ」…父
・「大事なのは陳腐でありふれたものなんだよ」…父
・「犬を遊び半分に殺したら死刑ですよ。俺が許しません。犬に非があるわけない」…春

2003年の作品にもかかわらず図書館予約の人気があり少し待たされました。
その原因は映画化(2009年5月23日公開予定)だったようです。
映画のホームページを見てきましたが気になることがいくつかありました。
・設定:原作では闘病中の父親が元気。
・配役:葛城役に渡部篤郎はどう?
・内容:家族愛をテーマにした感動的な映画になっていそう(笑)
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*L・ネイハム_『シャドー81』

「ルシアン・ネイハム_シャドー81」を再読しました
1980年ごろに読了した作品。
ロサンゼルスからハワイに向かうジャンボジェットに無線連絡が入る。
『PGA81便、貴旅客機はただいま乗っ取られたことを通告する』
シャドー81と名乗るジェット戦闘機に乗った犯人はいつでも旅客機を撃ち落せる状況にある。
乗員乗客201名の身代金として2000万ドルの金塊が要求された。
ハイジャックがテーマの冒険小説です。私はこれをきっかけとしてこの手の小説に目覚め、その後もっと有名な「ジャッカルの日」「鷲は舞い降りた」「レッドオクトーバーを追え」などなどたくさん読むことになるのでした。その意味ではちょっと記念碑的な意味があります。

当時模型少年だった私がこの小説に惹かれたのは何といっても犯人(=主人公)の駆る架空の戦闘爆撃機TX75Eです。イメージは当時の最新鋭機F-14トムキャット(映画トップガンに登場、マクロスのバルキリーのモデル)にハリヤー(フォークランド紛争で活躍)の垂直離着陸能力を持たせ、さらに10時間の航続時間を持たせたという感じで、夢のような高性能です。この高性能機の存在なしにこの話は成り立ちませんが、実際にはこんな戦闘機はありえないのでトンデモ小説と言っても良いのかもしれません。もちろん初読の時はそこまで考えていませんでしたが(笑)

全部で24章ですが、私が一番の見せ場だと思うのは序盤の第8章です。戦闘機を船で運ぶ途中でアメリカ海軍の戦艦ニュージャージーと遭遇します。絶体絶命のピンチを救うA~Fの頭文字の愛すべき仲間たちの活躍は爆笑ものです。また身代金の受け渡し方法もなかなか個性的です。なんと○○○が白昼堂々と強盗をするのです。「摩天楼の身代金」の受け渡し方法にそれほど大きな衝撃を受けなかったのはこちらを先に読んでいたからかもしれません。

TX75Eの超高性能以外にも突っ込みどころは多々ありますが、全体としてはとてもよく出来たスリルとサスペンス(とユーモア)にあふれた作品です。前述した戦艦ニュージャージーの他にも実在する色々な兵器への言及もプチ軍事マニア心をくすぐります。A-1スカイレーダーやOV-10ブロンコなんてマニアックすぎます。またジェット機が灯油で飛ぶ(ジェット燃料と灯油の成分はほぼ同じ)ことを知ったのもこの作品ででした。

私は学校でこの作品の読書感想文を提出しましたが、先生はどう思ったんでしょうか?(笑)
今回はいつになくマニアックな記事になってしまいました。読み流してください(^_^;)

表紙絵はこちら

栗本薫_『グイン・サーガ126 黒衣の女王』

「栗本薫_グイン・サーガ126 黒衣の女王」を読了しました。→読書リスト

1979年から現在まで発行され続けている超長編小説の正伝。
大雑把に言うと
「剣と魔法の世界」に突如現れた豹頭人身の男「グイン」を中心に繰り広げられる戦国絵巻
といったところです。



書庫_「栗本薫」
WARNING! 以下ネタバレを含みます。注意!!
なんと言ってもリンダvsイシュトバーンの攻防が見所です。会話主体の進行はあまり好きじゃないのですが今回は楽しみました。リンダもイシュトも生き生きしていて序盤のノスフェラスの頃を思い出します。

ちょっと褒められるといい気になったり、構われないと不満に思ったり、心が揺れ動くリンダの若さが出ました。
実際22歳ととても若いのですし、そんなところも可愛いと思いますが、最近はすっかり女王が板についていたので意外でした。イシュトの方は相変わらずですが、脈なしと見ると引き下がったり大人になった部分もあります。
ゴーラもパロもうっちゃって2人で駆け落ちっていうのもありそうでしたがさすがにそれをやってしまうと「ここまでの話は何だったの?」ってことになるので作者も自粛したようです(笑)

ところでイシュトとリンダを見張っていた「コウモリのような姿」って何者なのでしょう?
声が響かない魔道を使っているようなのでヴァレリウスかもしれませんが、やはりちょっと謎です。
グラチウスにしては登場の仕方が地味だし(笑)

イシュトはやはりスーティーへのこだわり見せました。
ヴァレリウスはパロの安全のためなら母子の行方を教えてしまうでしょうね。
物語の焦点はヤガに移りそうです。

SFマガジン 2007-12

クリスマスSF特集
雑誌の暦はすでに12月。そこで、年の瀬にSFマガジンからプレゼントを贈る。クリスマス・ストーリイの名手であるコニー・ウィリスの傑作ノヴェラ、チャイナ・ミエヴィルが描く近未来資本主義ものなど、厳選した4篇で構成する。
[特集内容]
○「ニュースレター」 コニー・ウィリス
○「あの季節がやってきた」 チャイナ・ミエヴィル
○「クリスマス・ツリー」 ピーター・フレンド
○「郊外の平和」 M・リッカート

世界SF大会「Nippon2007」総括特集
・デイヴィッド・ブリン・スピーチ デイヴィッド・ブリン
・天野喜孝インタビュウ 天野喜孝・石井進・田中光・大森望
・パネル・レポート 巽孝之/小川隆/森下一仁
・「グイン・サーガは何を描いてきたか」 栗本薫・丹野忍・田中勝義

【連載】
「小角の城 第14回」 夢枕獏
「無言飛脚がやってくる 《椎名誠のニュートラル・コーナー》第5回」 椎名誠
「罪火大戦ジャン・ゴーレ 第三十五回」 田中啓文
「イリュミナシオン 君よ、非情の河を下れ 第12回」 山田正紀
SF Magazine Gallery 「GARBAGE HEADS」 ワクイアキラ

ハヤカワ・ロボットSFショートショート・コンテスト選考結果発表・受賞作掲載

表紙イラスト:佐竹美保
ハヤカワ・オンライン→http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/720712.html

SFマガジン 2007-10をパラ読みしました。
連載小説《小角の城》夢枕獏 第14回の掲載号です。

【読みきり小説】
「コニー・ウィリス/ニュースレター」は侵略もの。
主人公らは異変に気付く。クリスマス前の気ぜわしい時期なのに善人が増えているのだ。
寄生されると善人になるエイリアンの侵略なら歓迎したい気もします。パロディ満載です。

「曽田修/流刑」はリーダーズ・ストーリー(読者の投稿小説)。
人類のDNAの起源とその運命がなかなかシニカル。でも意外といい線突いてるかも(笑)

【連載小説】
「小角の城」第14回
半蔵配下の伊蔵は連載第1回目から玄嵬に操られていた。玄嵬は自分の敵は小角であると告げる。
徳川と豊臣の対立、妖術使いの小角と玄嵬の対立、他にも多くの妖術使いが絡む様相を呈してきた。

【そのほかの記事】
・グインの現イラスト担当の丹野忍氏は1973年生まれ。グイン開始時6才、結構イケメンです(笑)
・鹿野司氏の「サはサイエンスのサ」で「すべての温暖化対策は欺瞞」という記述があります。
私は「たしかにね~」と妙に納得してしまいました。

【気になった本】
紹介されている本で気になったものを以下にメモしておきます。
・スタニスワム・レム/砂漠の惑星
・高千穂遙/クラッシャージョウ
・マイクル・クライトン/NEXT
・海野弘/秘密結社の日本史
・ポール・アンダースン/脳波

グイン・サーガ 序盤を再読


アニメ「グイン・サーガ」がスタートしましたが、ちょっと原作と比較のため序盤部分を再読したくなりました。
で、昨日実家に行ったのでとりあえず1~6巻を発掘(笑)してきました。

アニメの第1話は原作 第1巻 第1話まででした。この頃は字が小さいので読むのに結構時間がかかります。
アニメでは多少はしょってはいますが原作そのままの台詞を使ったりして忠実さの方が目立ちます。
ただ全26回をこのペースだと6巻半までしか進みません(笑)

アニメを見た後にそこまで、というペースで再読して行こうと思います。

アニメ 「グイン・サーガ」 第1~10話


いよいよアニメ 「グイン・サーガ」がスタートしました。

原作は1979年から現在まで発行され続けている栗本薫氏の超長編小説で
「剣と魔法の世界」に突如現れた豹頭人身の男「グイン」を中心に繰り広げられる戦国絵巻
といったところです。 原作本の記事はこちら

・毎週日曜23:29 NHK BS2での放送です。
http://www.guinsaga.net/index.html
・BIGLOBEで4月12日より無料配信されるようです。
http://anime.biglobe.ne.jp/guin/

【第1話 豹頭の仮面】
最近のアニメらしく非常に綺麗な絵柄です。ちょっと綺麗すぎて原作の凄惨な部分が伝わらないような気もしますがまぁ許容範囲です。ストーリーはまだ端緒ですし原作を読んだのも随分昔なので(私が原作の1巻を読んだのは2001年)なんとも言えませんが、原作には大体忠実なようです。オリジナルキャラクターも(たぶん)いないのでこの先も原作どおりに進みそうです。リンダやレムスの性格設定も納得できるし(リンダは若いw)、グインの迫力も良い感じです。ただ、モンゴール兵が忍者っぽいのとグールの設定がちょっと違うような気もします。

ともあれ30分の放送時間はあっという間に感じました。全26話なのでこの長大な物語の一部までしか進まないでしょうが(「16巻 パロへの帰還」位でしょうか)週に1回の楽しみが出来ました。



【第2話 黒伯爵の砦】 2009/4/12鑑賞(NHK BS2) 4/14追記
〈あらすじ〉
ヴァーノンの下グインは灰色猿と対決。オロの差し出した剣で勝利。次の対戦相手としてイシュトバーンと対面。
〈原作との相違点&感想〉
・ヴァーノン配下の謎の騎士がいる(オリジナルキャラ?名前はネムらしい)。
・スタフォロス城が綺麗すぎる。
・灰色ザルとの対決、場所が地下⇒闘技場に、グイン単独⇒双子も同席に。
・イシュトバーンとの対面が全く違う。
・全体的に原作の陰惨な雰囲気がない。青騎士隊殲滅のエピソードとかも削られそう。



【第3話 紅の傭兵】 2009/4/27鑑賞(アニメワン) 4/27追記
〈あらすじ〉 ここまでで原作の第1巻
グインとイシュトの対戦は中止。リンダはスニと出会う。セムのカロイ族によるスタフォロス城襲撃に乗じてイシュトが脱出。グインがオロを殺したネムを倒す。リンダに迫ったヴァーノンをグインが倒す。グイン、リンダ、レムス、スニがケス河に飛び込む。
〈感想〉
・大筋は変わっていないものの全体的に原作とかなり違う。
・格好良い台詞はそのまま使っているのでちょっとあざとさを感じる。
・グインとレムスが話しているのをモンゴールの兵士が咎めなかったり、リンダが短剣を取りに行くのをヴァーノンが放置したり、おかしな部分がみうけられる。
・オリジナルキャラのネムって何者?グインに倒され方もおかしい。
・スニの外見がずいぶん可愛いが、まぁこれは許容範囲。



【第4話 死の河を越えて】 2009/5/4鑑賞(アニメワン) 5/8追記
〈あらすじ〉
グインらはいかだでケス河を下る。それを遠くから見るアムネリス。アムネリス配下の白騎士がグインらを追うが大口とリングワームの乱入もありグインらはノスフェラスに逃げ込む。アムネリスは軍を率いてグインらを追う。
リンダがイシュトに不吉な予言をする。
〈感想〉
・アムネリスが格好良い。声も傲慢さをバッチリ表している。
後々の運命を考えると格好良すぎる感じさえする(笑) 
・大口も迫力があって良い。原作の挿絵はサメっぽいので少し違うけどこれはこれでOK。

以下2点は今更だけどちょっと気になっているので
・グインを呼ぶときのイントネーションがちょっと妙。グにアクセントだと思っていた。
・グインの口の動きが変。喋るときあまり動かない。



【第5話 宿命の出会い】 2009/5/11鑑賞(アニメワン) 5/13追記
〈あらすじ〉
アムネリス軍に青騎士隊長マルスが合流。マルスとグインが対決するが双子が人質にとられグインと双子は再び捕らわれる。イシュトとスニは逃れた。グインらはアムネリスと会見。イシュトがサンドワームをけしかけてグインらを救出。
〈感想〉
・ここでのマルス登場はアニメオリジナル。グインとの対決はちょっと唐突だが、マルスは強くて良い感じ。
まっ、この手の軍人のステレオタイプではあるが。
・グイン、アムネリス、双子の揃う会見は序盤の見せ場。雰囲気が出ている。
・イシュトが芋(?)でサンドワームをおびき寄せているが、これはちょっとあんまり。原作ではイシュトが自らを餌にして体を張っておびき寄せている。
・イシュトの口癖「やれやれだぜ」が少々耳につく。「ヤーンの百の耳にかけて…」などという迷信深い言い回しも耳につくがこちらは原作どおり。ジジ臭いぞイシュト(笑)



【第6話 セム族の集結】 2009/5/18鑑賞(アニメワン) 5/22追記
〈あらすじ〉
グインらはアストリアス率いるモンゴール軍の追撃を受けるがスニが呼んだラク一族により救われる。
モンゴール軍はアムネリスの指揮下15000の大軍でノスフェラス侵攻を開始する。グインらはラクの村に行く。
グインはラクの長老にセム族の結集を促す。カル・モル登場、モンゴールの目的がグル・ヌーであると判明する。
セムの各部族(カロイ、ツヴァイ、ラク)はグインの下結集し合同してモンゴール軍と対決することとなった。
〈感想〉
・セム族の描写には少々省略がある。時間の制約を考えると妥当な処理と思われる。
①イドの谷間のエピソードは丸ごと省略。絵的に面白そうだったので少々残念。
②セムの部族間の対立を簡略化している(原作ではカロイはこの時点では仲間にならない)。
・グインの口の動きの不自然さは改善されたようだ。やっぱり不評だったんでしょう。
・アニメに合わせて原作を再読しているのだが登場人物の歴史的評価の記述にちょっと驚いた(3巻 P12)。
まっ、この位の矛盾は今更気にしないけど(笑)
①ケイロニアにいったん破滅をもたらすに至った《売国妃》シルウィア
確かに困ったちゃんだけど国の破滅とまでは言えないし、退場してしまったのでこれからもなさそう。
②第三次パロ神聖王国の中興の祖となる聖王レムス
今からの復帰があり得るのか大いに疑問。個人的には応援したい(笑)
③ケイロニアを見すてた、豹頭王グイン
まぁ、これはどう転ぶかはわからないかな?



【第7話 ノスフェラスの戦い】 2009/5/25鑑賞(アニメワン) 5/29追記
〈あらすじ〉 ここまでで原作の第3巻
グインの指揮下セムたちはモンゴール軍を襲撃する。
イシュトはグインの指示で特別な行動をするようだ。
グインの挑発に乗ったモンゴール軍はイドによって大打撃を受ける。
対応を協議中のモンゴール軍を再びセム、イド、グインが襲う。
〈感想〉
・今回はイドの描写がメイン。色がピンクでちょっと可愛いが圧倒的に巨大で迫力十分。
・アストリアスは戦場なのに色ボケ過ぎ、アムネリスのきつい言葉も当然。
・グインがマルスに以前ネムを倒した「手のひら技」を使って心臓麻痺を起こさせた。
伊達英二(はじめの一歩)直伝のハートブレイクショットか?
・アムネリスの「キャッ(>_<)」が良かった。本人はかなり自尊心が傷ついたようだが。

今回は原作を読み返す時間がなかったので重箱の隅をつつく感想は無し(笑)。

2009/6/2原作を読み返したので追記
・原作だとイド使いの描写に説得力がある。アニメにするには地味すぎたか(笑)



【第8話 狼王との出会い】 2009/6/1鑑賞(アニメワン)6/5追記
〈あらすじ〉 ここまでで原作の第4巻 第3話
グインはラゴンの援軍を求めて出発する。イシュトはモンゴール軍に潜入しマルスに取り入る。
グインは狼王の案内でラゴンの地に着き、ラゴンの一人と出会う。
〈感想〉
・原作第4巻の第1~3話の量を30分のアニメにしてあるのでずいぶん端折った感じになっている。
原作ではグインの夢(?)や砂漠狼との死闘に紙面が割かれていた。
でも、この部分は大筋には影響が少ないので妥当な処理だと思う。
・セム陣営のオアシスでの光景が妙にのどかで魔境ノスフェラスが良い場所のように思える。
・予告編でラゴンが出てくるがずいぶん人間っぽい。原作ではもっと怪物じみたイメージだった。



【第9話 ラゴンの虜囚】 2009/6/8鑑賞(アニメワン)6/10追記
〈あらすじ〉 ここまでで原作の第5巻 第2話1
グインはラゴンに捕まる。ドードーと一騎打ちの最中に手からアクラが出てくる。
グインはラゴンを味方につけるがセムを救うのには時間がない。
イシュトはマルスを罠にかけセムの村で焼き殺す。
〈感想〉
・ラゴンの外見が原作とかなり違う。
原作では背中にたてがみがあるような描写があるし顔も人間離れしている。
あんまり怖いとアニメ的には問題があるのでしょう。たてがみくらいあっても良いのに。
・アクラ発動の描写がずいぶん派手。
原作ではイメージが湧きにくかったけど、このくらい派手ならラゴンがひれ伏すのもわかる。
・イシュトがだまし討ちにしたモンゴール軍がとても少ない。
原作だと青騎士隊2000を大虐殺なのに、マルス周辺の数人のように見える。
メインキャラには教育上あまり酷いことはさせられない、ということなんだろうか?
マルス一人殺すんなら寝こみを襲った方が簡単なんだけど(笑)



【第10話 辺境の王者】 2009/6/15鑑賞(アニメワン)6/18追記
〈あらすじ〉 ここまでで原作の第5巻
アムネリスにマルス死亡の報が入る。モンゴール軍はセムの本拠を発見、攻撃をかける。
アストリアスが双子を追い詰めるがいったん逃げたイシュトが戻ってきて助ける。
グインに率いられたラゴンが救援に登場、モンゴール軍は大打撃を受けノスフェラスから撤退する。
〈感想〉
・相変わらずアストリアスはやばい。アムネリスの金髪を手にしてうっとり…って
・ブーメランで岩を切り落としてモンゴール軍を押しつぶしたり、ラゴンの強さが際立つ。
・原作第5巻の第2~4話を詰め込んだので省略された部分は多い。
原作で「賢者カーがラゴンの歴史をグインに語る」と「追い詰められたセムの内紛」はまるごと省略された。
両方とも個人的に好きだけどアニメにするには地味だしストーリーには直接影響がないので仕方ないだろう。

ギャオ鑑賞の記録

相変わらずギャオを良く見ています。好きな時間に無料で(これ大事)見られるのが利点です。
以前(2年位前)に比べると面白いものが増えていて、この調子なら普通のテレビに対抗できるかもしれません。
今見ているもの、最近見たものをざっと紹介します。

 (1)現在も放送中のものです。



【invasion ‐インベイジョン‐ シーズン1】
〈2005年のアメリカドラマ〉 http://www.gyao.jp/sityou/catelist/pac_id/pac0013559/
身近な人がいつの間にか変貌しているという侵略者もののSFドラマ。
2007年の映画「インベージョン」とタイトル、内容が似ているが別のもの。
乗っ取られている本人がそれを認識していないという点が面白い。

【キャッツ・アイ 2ND SEASON】
〈1984年の日本アニメ〉 http://www.gyao.jp/sityou/catelist/pac_id/pac0017031/
セクシー3姉妹盗賊「キャッツ・アイ」が活躍するアニメの第2弾。
間抜けな警察をキャッツ・アイが出し抜くのがいつものパターン。
そんなマンネリが却って癖になります。あとレオタードも(笑)

【シルバー仮面】
〈1971年の日本ドラマ〉 http://www.gyao.jp/showa/
光子ロケットの秘密を巡り宇宙人と対決する春日5兄妹。
幼いころリアルタイムで見ましたが、その印象どおりの暗い話&映像です。
柴俊夫が主役(次男)、篠田三郎が三男役で出演しています。

 (2)すでに放送が終了したものです。



【リトルショップ・オブ・ホラーズ】
〈1986年のアメリカ映画〉
宇宙から来た食人植物が登場するホラーコメディーミュージカル。
サドの歯医者役のスティーヴ・マーティンの怪演が見もの。
オリジナルのB級ホラー映画(1960年)も見てみたいです。

【アンドロメダ シーズン1】
〈2000年のアメリカドラマ〉
宇宙艦アンドロメダを舞台にしたスペースオペラ。
なかなか面白い。レギュラーメンバーが頻繁に休むのがちょっと謎。
シーズン1はいいところで終わっているので続編の放送を期待します。

【ケロロ軍曹】
〈2004年~の日本アニメ〉
ケロン星からの侵略者ケロロ軍曹たちと日向家のおりなすホームコメディ。
新作映画の公開にあわせて1st-4thシーズンの冒頭4話を無料放送。
いろいろパロディも入っていて単純に楽しめました。



【スーパーGT】
国内で一番人気のあるハコ車のレース。2009年シーズンも先日開幕しました。
2006年から毎年ギャオで放送されていて楽しみにしていました。
しかし「今季の放送は中止」だそうです。めっちゃ悲しい(T_T)
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