*豊田有恒_『時間砲計画』

「豊田有恒_時間砲計画」を再読しました。
小学生のころに読んだ作品。
中学生の和久井英二は同級生の西条亜由子の父親の研究所でオメガ粒子の実験を見学する。
オメガ粒子を当てられた物体は痕跡も残さず消えてしまうのだ。
その晩宿題を教えてもらうために(笑) 亜由子に電話をしたが通じないのを不審に思い研究所を
訪れるとすり鉢状の穴を残して研究所は消えてしまっていた。

時間砲計画
先日読んだニュートン2008-12に載っていたデスモスチルスが登場するジュブナイルSFです。
「時間砲計画」と「霧の中のとびら」の2編が収録されています。

「時間砲計画」
撃った物を過去に跳ばしてしまう武器「時間砲」が登場する時間ものSFです。記憶にある限り私が初めて読んだ時間ものですから、私の時間もの好きの原点と言っても良いかもしれません。古典とも言えるH.G.ウェルズのタイムマシンを読んだのはずいぶん後でした。

何者かに過去に跳ばされてしまった主人公たちが冒険を繰り広げた末に現在に戻ってきて犯人と対決するというのが基本的な筋書きです。とはいえ巻末の福島正実氏の解説と併せて時間ものSFの基本は押さえてあります。また作用反作用の法則、質量保存の法則などのごく基本的な物理法則もやさしく紹介してあります。

肝心の(?)デスモスチルスですが、登場早々にライフルで撃ち殺されてしまいます。それも「何も撃ち殺さなくても…」というシチュエーションでです。登場から死亡まではわずか24行で、あんまりあっさりしていて何故あんなに印象に残っていたのか謎です(笑) 実は死後、物語上重要な役割を果たすのですが特にデスモスチルスである必然性はない気もします。
川崎悟司イラスト集・デスモスチルス→http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5218/desumosutirusu.html

ストーリー自体にはあまり変わったものはありません。意外な(?)人物が黒幕だったり、金持ちがわがままな行動をしたり、勇敢な人物の自己犠牲が描かれたりします。また最終的には「科学技術は使いようによって善にも悪にもなる」という教訓を導き出します。

「霧の中のとびら」
太平洋戦争中の戦闘機が20年後の中学校の校庭に突然出現するタイムスリップものです。当時模型少年だった私はここで登場する陸軍の戦闘機「疾風」が印象に残りました。日本の戦闘機と言えば「ゼロ戦」や「隼」が有名ですがこの疾風は(カタログ上は)欧米の戦闘機にも負けない性能を持つ日本最強の戦闘機なのでした。作中で「3枚のプロペラ」という記述がありますが、疾風のプロペラは本当は4枚です(イラストは正しく4枚でした)。
あっ、ちょっとマニアックになってしまった(笑)

表紙絵はこちら
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SFマガジン 2008-2

日本作家特集
2月号恒例の日本作家特集。神林長平の《雪風》新作、小林泰三の読切ほか、期待の新鋭3作家の競作をおとどけする。加えて、注目の新刊を刊行したアンソロジスト、井上雅彦と日下三蔵のインタビュウ&座談会を掲載する。
[特集内容]
○「雪風が飛ぶ空」 神林長平
○「三〇〇万」 小林泰三
○「アリスの心臓 ∞みえない夏のうさぎ穴∞」 海猫沢めろん
○「一九八四年」 樺山三英
○「夕暮れ畑」 谷崎由依

『日本SF全集・総解説』刊行記念座談会
新たな日本SF史を構築する試み 鏡明×牧眞司×日下三蔵
《異形コレクション》10周年記念  井上雅彦インタビュウ

【連載】
「小角の城 第15回」 夢枕獏
「地球発熱衰弱状態《椎名誠のニュートラル・コーナー》第6回」 椎名誠
「エデンの防人 怨讐星域 第6話」 梶尾真治
SF Magazine Gallery 「結晶の降る世界」 新井ユキコ

第19回「SFマガジン読者賞」&第3回「日本SF評論賞」最終選考結果発表!

表紙イラスト:つくし
ハヤカワ・オンライン→http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/720802.html

SFマガジン 2008-2をパラ読みしました。
連載小説
《小角の城》夢枕獏 第15回
《怨讐星域》梶尾真治 第6話
の掲載号です。

【読みきり小説】
「三〇〇万」 小林泰三が面白かった。
好戦的なイギュジダ人はその圧倒的な戦闘力で数々の惑星を支配してきた。
今度目をつけた惑星テラは通信手段に電波を使う最低レベルの文明だ。

インベーダーものですが、ひとひねりしてあります。シニカルな結末が気に入りました。
宇宙人のイラストはいかにも小林泰三って感じでなかなかグロテスクです。

雪風はシリーズ未読なので読みませんでした。
他の3作品はちょっと「意味わからん」でした(笑)

【連載小説】
「小角の城 第15回」
真田十勇士のひとり猿飛佐助の出自が語られる。

「エデンの防人 怨讐星域 第6話」
入植した惑星で生まれた子供も成長し社会の一翼を担うようになった。
16才のタツキは”人喰い”からコミュニティーを守る防人に初めて参加する。

【そのほかの記事】
エッセイ「椎名誠のニュートラルコーナー」今回は珍しく真面目な話。シーナ氏が熱く環境問題を語ります。
私自身は現在の生活水準を維持しつつ地球環境を改善するのは無理だと思っています。

【気になった本】
紹介されている本で気になったものをメモしておきます。
・ひぐちアサ/おおきく振りかぶって→1~3を読みました。
・川端裕人/エピデミック
・東野圭吾/ダイイング・アイ
・渡部潤一/新しい太陽系
・アーサー・C・クラーク/未来のプロフィール
・平井和正/ウルフガイシリーズ

ひぐちアサ_『おおきく振りかぶって 1~3』

「ひぐちアサ_おおきく振りかぶって 1~3」を読みました。→読書リスト
主人公の三橋廉(みはし れん)は中学時代、祖父の経営する群馬県の三星学園野球部でエース投手だったが、チームメイトからは「『ヒイキ』でエースをやらせてもらっている」と疎まれ続け、極端に卑屈な暗い性格になってしまう。その暗い思い出を拭うために埼玉県の西浦高校へと進学する。

西浦高校には発足したての野球部(正確には軟式野球部が硬式野球部になった)があり、部員は新入生ばかり10人、しかも監督は若い女性という部活だった。部員不足の野球部で三橋はまたもエースを任せられるが……。

個性の強い部員達、弱気で卑屈なエース等々、様々な問題を抱えながらも、人間として、野球部としての成長を描く。

「おおきく振りかぶって」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より引用。
SFマガジン2008-2のコラム「SFまで100000光年」で紹介されていたので読んでみました。
青年漫画雑誌月刊アフタヌーンに連載中で単行本はこれまでに12巻出ています。

弱小野球部が成長していくという定番の筋書きの野球漫画です。
しかし、やはり「弱気で卑屈なエース」という斬新な設定がこの作品を個性的なものにしています。
個性的なエースといえば「バッテリー」の「原田巧」を思い出しますが、真逆ですね~(笑)

弱気で卑屈なエースの他にも、そんなピッチャーを支える(少々屈折した)優秀なキャッチャー、能天気な天才バッター、指導に非常に熱心な怪力美人監督、などなど個性的なキャラクターが揃っています。
また「本格高校野球漫画」という宣伝文句の通り試合描写もそれっぽくていい感じです。もっともここまでは練習試合1つ、他校の試合観戦1つですし、私も高校野球の知識は無いので実際はどうだか良くわかりませんが(笑)

エースの三橋は特に才能があるわけじゃないし、いわゆる魔球とかは出て来そうにないし、普通に考えれば1年生だけのチームが公式戦を勝ち進めるとは思えません。一般的な野球漫画のような「甲子園出場」というクライマックスはなさそうです。今後どのような展開になるかちょっと予想できません。

作者のひぐちアサ氏は女性です。そのためか少女漫画チックな絵柄で登場人物は美少年揃いです。
ここまではバッテリーの2人が話の中心で、ピッチャーとキャッチャーの信頼関係とかの話が多いのですが
なんか「あっち」の香りが…(笑)

アニメ「グイン・サーガ」 第11~18話

アニメ「グイン・サーガ」の感想はこちらへ追記して来ましたが、
ちょっと長くなってきたので第11話から別記事にすることにしました。

・毎週日曜23:29 NHK BS2での放送です。
http://www.guinsaga.net/index.html
・BIGLOBEで1週遅れで無料配信されています。私はこちらを見ています。
http://anime.biglobe.ne.jp/title/index?id=1390


【第11話 戦士たち】 6/22 BIGLOBEで鑑賞
〈あらすじ〉ここまでで原作の第6巻 第3話
・トーラスに帰ったアムネリスはブラドに政略結婚の命令を受ける。
・グインはラゴンに引き止められるがドードーと対決して勝利する。グイン一行はノスフェラスを後にする。
・ナリスはリギアの捨て身でクリスタルに潜入するが神殿長ギースの娘サラの裏切りによりモンゴール軍の手におちる。
〈感想〉
・第6巻の第1~3話を詰め込んでいますが上手な省略であまり不自然さはありません。アニメのペースが早いので進行に合わせて原作を読むのはちょっと大変です(^_^;)
・冒頭の吟遊詩人はマリウスでしょうか?歌声が低くてちょっとイメージが違います。私の中ではもっと中性的な感じでした。この時点ではマリウスはグインのことを知らないし、場所も天上界みたいですし、別人かとも思いましたがクレジットにはマリウスの名がありました。
・グインとドードーの対決での決着の付き方が変です。何が起きたのか良くわかりません。と思いましたが、原作でも決着の真相はやはり良くわかりませんでした(笑) 何か宇宙的な力が働いたのでしょうか?

【第12話 新たなる運命】 6/29 BIGLOBEで鑑賞 7/4追記
〈あらすじ〉ここまでで原作の第7巻 第1話
・クリスタル
捕らえられたナリスはタイロンにカースロンから救われる。仮面舞踏会でアムネリスはナリスに一目ぼれする。
・ユノ
アストリアスはアムネリスを追いトーラスを出る。マリウスがアストリアスを捕らえる。
・アルゴス
スカールはパロ救援に動く。
・ノスフェラス
カルモルに憑かれたレムスはカナン滅亡の幻を見る。
〈感想〉
・マリウスが原作の最近とは全く違うキャラです。これは原作でも激しく変わっているのでアニメのせいというわけではありません。最近は軽薄を絵に描いたような人物ですがこの時はパロのためにちゃんと働いています。
この時点では魔道師っぽくて天敵のヴァレリウスとキャラがかぶっています(笑)

【第13話 海へ】 7/6 BIGLOBEで鑑賞 7/9追記
〈あらすじ〉ここまでで原作の第7巻 第4話2
・グイン一行はロスに到着。モンゴール軍を振り切って「ガルムの首」でアルゴスに向けて出港。
・ナリスはアムネリスをヤヌスの塔に呼び出し、閉じ込めていじめる(笑)
・マリウスはアストリアスから双子の消息についての情報を得る。水晶球でグインの姿を見て驚く。
〈感想〉
・カルモル憑きのレムスがなかなか怖いです。この辺はアニメならではの表現だと思いました。
後々のことを考えると納得ですが、今回のアニメでは(当然)そこまでは進まないのでアニメだけ
見ている人に対しては不親切な感じもします。
・原作ではイシュトは渡航費用稼ぎのためにロスで強盗殺人までやっています。
そこら辺は当然のように割愛されています。
・これまでは衣装の関係かあまり気になりませんでしたが、アムネリスの胸が異様にでかい(笑)
最近のアニメは目のやり場に困ります(^_^;)
・ロルカが閉じた空間を使った移動をしますが、ちょっとエフェクトが派手に感じました。
もっと地味に「気が付いたらそこにいる」みたいなイメージでした。

【第14話 光の船、光の公女】 7/13 BIGLOBEで鑑賞 7/17追記
〈あらすじ〉7-4-3~8-1-2、8-3-1~8-3-2 
・ガルムの首
グインらは海賊に襲われる。光の船が現れグインは船上から消える。
残ったイシュトらは海賊に追い詰められるがレムスの知略で危機を脱する。
・クリスタル
アストリアスがクリスタルに入ろうとして咎められるのをヴァレリウスが助ける。
リギアがナリスを訪れる。リギアとアムネリスが睨み合う。
〈感想〉
・ヴァレリウスが初登場ですが、かなりイメージが違います。
すっかり悪役が板についていて最近のボヤキ節は想像できません。
・リギアがでかい。アムネリスとすれ違うときの身長差には驚きました。
アムネリスだってモンゴールの将軍なんだからそこそこ体格はいいはずなのに…

【第15話 再会】 7/21 BIGLOBEで鑑賞 7/24追記
〈あらすじ〉8-1-3~8-2-4、8-3-3~8-3-4、8-4-2~8-4-4 
・レントの海
ガルムの首は島を発見する。イシュトらはこっそり上陸する。イシュトはリンダを守ると剣の誓いをする。
島の洞窟には怪物がいるらしい。追ってきた海賊に追い詰められたときにグインが現れて退ける。
洞窟を一足先に見てきたレムスは全員で中に入ることを提案する。
・クリスタル
ナリスは婚礼に向けてアムネリスをたぶらかす(笑)
ナリスは側近のルナンに対しても心からアムネリスを愛していると嘘をつく。
・アルゴス
スカールはベックへの援軍をスタックに要請しにいくが、その場にいたナリスの使者の魔道師ヤルーがスカールに告げた言葉に激怒し、草原の民を率いて出陣する。スカール軍はカウロス軍を相手に苦戦していたベック軍に勝利をもたらす。
〈感想〉
・原作の展開を知っているだけに「イシュトの嘘つき」って叫びたいです(笑)
すっかり忘れていましたがずいぶんと真剣に約束を交わしていたんですね~
・カルモル憑きのレムスが目立っています。なんか気が付くと高いところにいたり、リンダに相手にしてもらえなくなった(笑)スニと妙に仲が良かったりします。
・スカールの激怒が凄かったです。ナリスの卑劣な企みって何だかちょっと忘れましたが、ミアイルの暗殺のことでしょうか?

【第16話 胎動】 7/27 BIGLOBEで鑑賞 7/31追記
〈あらすじ〉9-1-1~9-1-4、9-3-1~9-4-1
・レントの海
島の洞窟に入ったグインたちは不思議な光の玉を見る。危険を逃れるため島を脱出しガルムの首に向かう。
島からは光の玉が飛び立つ。漂流するガルムの首の前にアグラーヤの船が現れる。
・トーラス
ヴラド大公がボーランに婚礼後ナリスを暗殺するよう命じる。双子については小姓のシドに任せてあるとのこと。
ヴラドはミアイルにシルヴィアとの婚約を命じる。
マリウスは煙とパイプ亭でユナスに見出され、ミアイルの元に出向く。
シドは怪しげな5人組を召集する。
・クリスタル
ヴァレリウスはアストリアスを幽閉する。
〈感想〉
・物語のキーとなるホーリー・チャイルドが姿を見せません。グロテスクなので割愛でしょうか?
原作でも結局謎のままだから別に良いか(笑)
・マリウスの歌が ・ ・ ・ ・ ・ ・ う~ん、なんとかならないでしょうか?(^_^;)
・ゴダロが若すぎます。原作では「気のよさそうなふとったじいさん」なんですけどね~
・シド率いる怪しげな集団がグインたちを妨害するという展開がありそうです。ヤンダル・ゾッグの息のかかったキタイの手のものですかね?多少のオリジナル展開はスパイスになるので賛成ですが、十二国記のように原作の味を損なうことがないよう切に願います。

【第17話 さらば愛しき人よ(前編)】 8/3 BIGLOBEで鑑賞 8/6追記
〈あらすじ〉9-2-1、10-2-1~10-2-2
・トーラス
マリウスはミアイルのお気に入りとなり非常に親しくなる。
ナリスからミアイルの暗殺を命じられるが殺すことが出来ない。
・クリスタル
ナリスとアムネリスの婚礼が近づく。ナリスは陰謀(影武者の用意?)を画策する。
ヴァレリウスはアストリアスを操りナリスの偽装暗殺を準備する。
〈感想〉
・後編の劇的展開(ナリスの偽装暗殺、ミアイル暗殺)を控えて比較的静かな回です。
新しいキャラクターも出てこないので「こんなの○○○じゃない!」もありませんでした(笑)
・今回は主人公グインが全く出てきませんでした。アニメではこういうのは珍しいかもしれませんね。
原作では何巻も出てこなかったこともあるので慣れていますが(笑)
・私はアニメを見た後に該当する部分の原作を読んでいるのですが、最近は原作の順番通りに
アニメが進まないのでちょっと大変です。アニメを見てストーリーを追うのに問題はないので、
これは単に私の我儘ですが(笑)

【第18話 さらば愛しき人よ(後編)】 8/10 BIGLOBEで鑑賞 8/14追記
〈あらすじ〉9-2-2~9-2-4、10-2-3~10-4-4
・クリスタル
婚礼の場でアストリアスがナリスを暗殺する。使われた毒は致命的なダルブラだった。
証拠の剣は謎の女に奪われる。犯人のアストリアスもその女に連れ去られる。
死んだはずのナリスはルナンのところに現れモンゴールへの反撃を画策する。
傷心のアムネリスにミアイルの暗殺がフロリーより知らされる。アムネリスはトーラスに旅立つ。
・トーラス
ロルカがミアイルを殺す。マリウスはユナスを殺してしまう。マリウスはロルカの魔道で脱出する。
傷心のマリウスはディーンの名を捨て旅立つ。
〈感想〉
・ダルブラの毒の描写がソフトでした。原作では「面相もみわけられぬ」悲惨な死に様な筈です。
そうじゃないと身代わりだとばれそうなんですが…
・原作どおりにストーリーが進めばマリウスは今回のアニメ(16巻まで)からは退場です。
あの歌を聞かずに済むのはホッとします(笑) もし続編製作の際は配慮が欲しいところです。
・ミアイルの暗殺とナリスの偽装暗殺が同一回になってなかなか劇的な展開でした。
原作では別の巻になっているのですが、物語上ではほぼ同時なのですよね。
この辺は場面転換の容易なアニメの特性を活かした上手い構成だと思いました。

栗本薫_『グイン・サーガ127 遠いうねり』

「栗本薫_グイン・サーガ127 遠いうねり」を読了しました。→読書リスト

先日亡くなった栗本薫氏がライフワークと位置づけていた超長編小説の正伝。

大雑把に言うと
「剣と魔法の世界」に突如現れた豹頭人身の男「グイン」を中心に繰り広げられる戦国絵巻
といったところです。

物語の方はグインワールドを存分に発揮して、終わってしまうとは信じられない躍動感を感じさせるものでした。
ただ、あとがきを読むと「この1ヵ月後には…」という感傷に浸らざるを得ません。
執筆済みの新作が終わったらアニメに合わせて始めた再読を続けていこうと思います。

折込チラシのアニメのDVDの限定特典の外伝に非常に心を動かされます。
「ここでしか読むことができない」という宣伝文句は反則です。DVD自体は要りませんが(笑)



書庫_「栗本薫」
WARNING! 以下ネタバレを含みます。注意!!
・第1、2話は無理難題を吹っかけるイシュトと対応に苦慮するヴァレリウスです。

上には無理難題と書きましたがそれなりに理屈が通っているのが今回のイシュトのたちが悪いところです(笑)
なんだかんだ言ってパロの宰相をこなしているヴァレリウス相手にここまでやるとはたいしたものです。
まぁ、「ゴーラ王として真面目に…」の発言には「どの口がそんな事を!」と突っ込まざるを得ませんが(笑)
イシュトとマリウスの対面もありそうですね~ 楽しみですが、そこまで話が進むのかが…(>_<)

・第3、4話はヤガに潜入したヨナとスカールです。

ミロク教の変貌は只事じゃないようです。慈悲をベースにする宗教がこれだけ秘密主義というのはあまりにも
不自然です。これではヤガに向かっているはずのブランがヤガに入るのは絶対無理ですね。
イオ大人のキタイふうのしぐさといい、7,8年前(ちょうど黒竜戦役のころ)から変わり始めたということといい、
ヤンダル・ゾッグの影が感じられます。なんか人間を材料にした魔道をやっていた気もしますし…

今更ですが… ハンドルネーム変更(^_^;)

私のハンドルネーム「びぎなあ」にはやはりどうしても「初心者」のイメージがあります。

このハンドルネームはもとからやっている「私のGT4日記!」から流用しました。
「私のGT4日記!」で「びぎなあ」にした経緯は→こちら

ずっと前から「どこが初心者なんだ!」と自分でも突っ込みたい気持ちを抱えていたのですが、
放置していました。今回新しいハンドルネームを考えたので変更することにしました。

新しいハンドルネームは「びぎR」です。




安易で意味不明ですが(笑)

旧知の方はこれまでと同様「びぎなあ」と呼んでくださっても結構ですよ。
急な変更は混乱を招くので名前アイコンは1週間後に変更します。

今後も変わらずよろしくお願いします。

スティーヴン・キング_『ダーク・タワーⅦ 暗黒の塔』

「スティーヴン・キング_ダーク・タワーⅦ 暗黒の塔」を読了しました。→読書リスト
囚われたスザンナを救うべくキャラハン、ジェイク、オイは吸血鬼たちの巣窟に突入する。
異なった時代にいるローランドとエディは不可思議な方法で彼らを支援する。
ダーク・タワーもついに最終巻です。非常に長い上に内容も重くやっと読み終わりました。
もっとも残り少なくなると終わるのが寂しくて先に進むのを躊躇ったりもしましたが(笑)
読み始めたのが4月下旬なので上中下を読み終わるのに実に1ヵ月半もかかりました。

物語はいよいよクライマックスですがこれまでにも増して幾多の危機がローランドたちを襲います。
ちょっとRPGのイベントっぽいのりですが、そこで登場する人物(敵も味方も)はそれぞれ魅力的ですし、危機の形態もそれぞれ個性的で飽きさせません。この辺は某有名ファンタジーとはレベルの違いを見せ付けました。
さすが巨匠という感じです。

キングがライフワークと位置づけるのにふさわしい大作で存分に楽しめました。
WARNING! 以下ネタバレを含みます。注意!!
ある程度予想はしていましたが、メインキャラクターの死はやはりショックでした。立て続けに、しかもけっこうあっさり逝っちゃうんですよね~ 私なんかはまだ3年くらいの付き合いですが、リアルタイムで読んでいる人にとっては相当な仕打ちです。まぁ、フォローはされていますが。

誕生までさんざん引っ張って来た上にストーカーのように付きまとっていたモルドレッド少年ですがそれなりの犠牲は払ったものの意外とあっさりやられちゃいました。また物語開始当初からの仇敵のウォルターはそのモルドレッドに喰われちゃうし、ラスボスのクリムゾン・キングは結局ほとんど一方的にやられちゃうし…
意外と敵役が弱いのです。意表をついた攻撃で笑かしてくれたダンデーロ老には敢闘賞を差し上げましょう。

「芸術家」ことパトリックは新キャラの癖においしいところを持っていきましたね~ こういう我儘で軟弱なキャラクターって共感できるんですよ。歩き疲れると荷車に乗って寝ちゃうところなんか最高です(笑)
パトリックが出てくるという「不眠症」も読もうと思います。

ちょっと残念に思ったのはイベント間の関連性があまり強くないことです。伏線を見逃さないようにかなり慎重に読んでいたのですが(その辺も時間がかかった理由です)、そこまでやる必要はなかったようです。もうちょっと有機的なつながりがあるともっと面白かったような気もします。もっともあまり複雑だと読者(私も含めて)が付いて行けませんが(笑)

作品中で作者(?)も言い訳していますが、結末にはちょっと肩透かしを食いました。
まぁ、ローランドはかわいそうですが、おかげで世界は救われた(のか?)し、こういうのもありだと思います。
またこういう結末ならば後々には外伝のみならず続編の可能性もあるということでちょっと期待しちゃいます。

再インストール(&gt;_&lt;)

2年ほど前に調子が悪くなったマイPCですが、また調子が悪くなりました。

再起動をかけたら黒い画面で
「ご迷惑をおかけいたしております。Windowsが正しく開始できませんでした。
最近のハードウェアまたはソフトウェアの更新が原因の可能性があります。」
という表示が出ました。

これはたまに出る画面で普通は「Windowsを通常起動する」で大丈夫なのです。
しかし今回は乏しい知識でいろいろやってみても一向に抜け出せません。
対策を探そうにもネットに接続できないとどうにもなりません。

2時間ほど粘りましたが結局、再インストールに踏み切りました。

これまで
・再インストール
・データ復旧
・ネット接続
・セキュリティ設定
・MSアップデート
・ファイアフォックスインストール
は終了しました。

毎月始めにデータのバックアップはとっているので被害は最小限ですみました。
一番痛かったのはほぼ完成していた「ダーク・タワーⅦ」の記事の下書きでしょうか(笑)

ちょっと働かせすぎた気はするのですが原因はわかりません。
もう6年も使っているのでいい加減くたびれているのかもしれません。
この夏を乗り切れるか、少々不安です(^_^;)

*広瀬正_『鏡の国のアリス』

「広瀬正_鏡の国のアリス」を再読しました。
1994年以前に読了した作品。
銭湯で湯につかっていた木崎浩一はいつのまにか自分が女湯にいることに気付いた。
なんとか逃げ出すがタバコ屋がいつの間にか引っ越していたり、町の様子がどうもおかしい。
女湯のぞきの罪で警察に突き出された彼が事情を説明すると朝比奈という人物を紹介される。

鏡の国のアリス
4編の作品集ですが全体の7割は表題作が占めています。

左右が逆の世界つまり「鏡の国」に来てしまった青年の顛末が語られます。
本家(私は未読)では鏡の国はファンタジックな世界のようですが、本作では左右の違い以外はほぼ同じです。
地理は左右逆、左利きの人(こちらでは右利きと呼ぶ)が主流、文字は鏡文字といった具合です。


鏡の不思議な性質について色々と解説が加えられます。
「鏡は左右が逆になるが、何故上下は逆にならないか?」などは素朴ですがなかなか即答できない疑問です。特に第三章5の鏡を使った実験が面白く、読んだだけではよくわからないので実際にやってみました。鏡の世界では分子レベルでも左右逆になるので食べ物は栄養にならないとか、素粒子レベルで考えると反物質になるので大爆発してしまうとか、そういう思考実験的遊戯が展開されます。また左右対称の建築物は魔除けのためわざと一部に非対称な部分を作っているとかそういう豆知識も披露されています。

木崎青年は朝比奈氏の保護下で割りとのんきに過ごします。
栄養失調になったり、爆発したり、異分子として迫害されたり、とかのサスペンスに富んだ展開にはならず、
デートしたり、劇をやったり、音楽コンクールに出たり、します。
果たして彼は元の世界に戻れるのか?という最大の関心事には脱力系の結末が(笑)

収録作品
・鏡の国のアリス
・フォボスとディモス
ユミは火星から帰ってきた宇宙飛行士の恋人に再会するが、彼はまるで別人のようだった
・遊覧バスは何を見た
1925年東京観光に来た若夫婦は達吉一家の世話になる。やがて月日が流れ…
・おねえさんはあそこに
ハルオはやさしいおねえさん、お父さんに囲まれて幸せだったが…

「お好み鯛焼き」&「釜玉うどん」

今日は天気が良かったので自転車で近くのショッピングセンターに行ってきました。
主目的は散髪です。以前、五分刈りにしたのですがこれから暑くなるので今回は三分刈りにしてみました。
五分刈りと三分刈りでは見た目はあまり変わりません。次は一分刈りに挑戦します。



このショッピングセンターには以前めにいさんが紹介してくださった「お好み鯛焼き」を
売っている鯛焼き屋さんがあるのでひとつ買ってみました。




鯛焼きの生地にお好み焼き風の具がはさんであります。これが意外とマッチして美味しいのです。
肉の代わりにベーコンが使われているのがちょっと良い感じでした。
具ははさんであるだけなので迂闊な私はマヨネーズを服に垂らしてしまいました(^_^;)
ご注意を(笑)

めにいさんの記事→http://blogs.yahoo.co.jp/many445gg/60534386.html
ショッピングセンターのページ→http://www.shonan-fill.com/index.asp



ここのスーパーで水菜が安かったので「松茸の味お吸いもの」も買ってめにいさんとかんさんが
記事にされていた「釜玉うどん」を作ってみました。




茹でたうどんにお吸いものの素、水菜、卵をまぜるだけです。
簡単でおいしいのでこれからもたまには作ろうと思います。

ただ、今回はうどんの量が多すぎてかきまぜるのが大変でした。
というのはレシピでは生麺で200gだったのですが私は乾麺200gで作ってしまったのです。
あとで調べたらうどんの乾麺は茹でると3倍位になるそうです。お腹一杯になりました(笑)

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