蘇部健一_『六枚のとんかつ』


「蘇部健一_六枚のとんかつ」(A-)を読了しました。→読書リスト

小野由一は敏腕保険調査員。彼の手にかかれば解けない謎はない。時には推理作家 古藤の助けを借りながら、時には無能な新入社員 早乙女(体重120kg)に邪魔をされながら日夜謎に挑むのであった。

本格ミステリーの名作「占星術殺人事件」のトリックを使用した作品とのことで気になっていました。裏表紙によると「空前絶後のアホバカ・トリックで話題」ということです。

確かにアホバカです。思わず脱力してしまうトリックが満載なのですが、中にはなかなか良いトリックがあったり、そのアホバカさ加減が爽快だったり、不快だったり(笑)全体的には楽しめる一冊でした。

・エースの誇り
高額切手の隠し場所の捜索に早乙女君が大活躍します。不真面目ではありますがトリック自体はなかなか面白いと思いました。

・しおかぜ17号49分の壁
トリック(というかネタ)は最初から明白なので謎解き要素は無いのですが本格時刻表ミステリー風の展開が緊迫感をもたらします(?)。これぞ正にアホバカ・トリック!関連する「最後のエピローグ」と合わせて大好きです。

・六枚のとんかつ
表題作の「六枚のとんかつ」は「占星術殺人事件」のトリックを使用した作品です。しかし、バラバラ死体は登場せず、雪山を舞台にしたアリバイ崩しミステリーに変貌しています。トリック流用は言われなければ気がつかないと思います。これは真面目なミステリーとしてもいい線行っているのでは?

続編が出ているので読もうと思います。どうせくだらないんだろうけど(笑)

収録作品
・音の気がかり
・桂男爵の舞踏会
・黄金
・エースの誇り
・見えない証拠
・しおかぜ17号四十九分の壁
・オナニー連盟
・丸ノ内線七十秒の壁
・欠けているもの
・鏡の向こう側
・消えた黒いドレスの女
・五枚のトンカツ
・六枚のトンカツ
・「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」を読んだ男
・最後のエピローグ
・保険調査員の長い一日
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dynabook 不調 再び(>_<)

昨年8月に買った私のdynabookですが、また調子悪くなってきました。以前からあまり調子良くなく騙し騙し使っていたのですが、うかうかすると保証期間を過ぎそうなのでとうとう修理に出そうかと思っています。今は最後のあがきで自力修復を試みているところです。もしブログに出没しなくなったらそういう事情ですのでご心配なく。

ニュートン2009-8 確率

【NEWTON SPECIAL】
基礎からよくわかる
偶然の数学 確率

今野紀雄/藤田岳彦/リチャード・デュレット
サイコロもトランプも,私たちの思いのままにはならない。
身のまわりには偶然に支配されたできごとがあふれている。
現代社会に必要不可欠の「確率」を理解し,偶然のできごとを乗りこなそう。

・“偵察”された赤い惑星
火星の地形に残された水と風の記録
協力 佐々木 晶 画像 NASA

・皆既日食はなぜめずらしい?
7月22日,46年ぶりに日本で皆既日食が観測される
協力 渡部潤一

・アラスカで見たクジラの生態
森と海の恵みに生きる
写真・文 松本紀生

・自然界を支配する「力」の謎にせまる
究極の夢「力の統一」は実現するか
協力 藤井恵介

・巨大結晶の迷宮
世界最大の結晶群がつくる奇観
協力 松原 聰

・学問の歩きオロジー
日本の航空事始め(4)
 ― 初の日本人飛行 
水谷 仁

・人物科学史
X線による結晶構造の解析法を確立した ― ウィリアム・ヘンリー・ブラッグ
もり いずみ

科学雑誌「Newton」バックナンバー → http://www.newtonpress.co.jp/science/newton/index2.html

ニュートン2009-8を読みました。

【特集 確率】
コインの表裏、サイコロの出目、ルーレットから始まって正規分布、標準偏差など確率に関することを解説しています。内容的には高校で勉強した内容に重なる部分が多く、割とよく覚えていました。昔懐かしい偏差値という言葉も出てきました。私が受験生だったころは良く偏差値教育とか言われましたが、今はどうなんでしょうか?受験においては有効なツールなので偏差値自体に罪はないのですが…

ギャンブルや宝くじは胴元の取り分があるので最終的には勝てないようです。ルーレットが取り上げられていますが、たった5.3%の取り分でも胴元が損することはないようですから、もっと率の悪いほかのギャンブルや宝くじでは言わずもがなです。ギャンブルの必勝法は「運良く勝っているときに”勝ち逃げ”する」に尽きるようです(笑)

「条件付き確率」という概念は初めて知りました。情報が与えられることによって確率が変わってくることがあるということです。直感的に同じ確率のようなのに実は違っているというのはとても面白く思えます。この問題の難問と言われる「モンティ・ホール問題」が載っているのですが一読しただけでは理解できませんでした。しかし、「こういう場合どうなるんだ?」とか試行錯誤の結果、なんとか納得できた時はちょっと快感でした(笑)  「モンティ・ホール問題」についてはWikipediaに詳しい記述があります。⇒こちら

【その他】
「皆既日食はなぜめずらしい?」では日食のメカニズムを具体的に解説していました。私は単純に地球と太陽の間に月が来れば日食になると思っていたのですが、それだけでは皆既日食にはならないようです。いくつか条件があるのですがその中でも「地球が月をまわる軌道の面に対して月が地球をまわる軌道の面が約5度傾いている」というのはちょっと盲点でした。去年の日食のときは「別にどうってことないじゃん」とあまり興味がなかったのですがこんなことならもっと大騒ぎしておけばよかったです(笑)

2009年に読んだ本のまとめ


昨年読んだ本をまとめてみました。

昨年中に読了したのはNo.1055「お天気おじさんへの道」~No.1088「グイン・サーガ130」の34作品でした。
その他、再読したのが記事にしたのとしてないのがあって35作品(グイン・サーガの序盤含む)。
また「SFマガジン」6冊、「ニュートン」5冊を記事にしました。

なお読書メーターによると 《読んだ本の数:103(1日平均0.3)|読んだページ数:24251(1日平均66)》 でした。

【面白かった本 ベスト3】
1、スティーヴン・キング_『ダーク・タワー』
2006年から少しずつ読んできたシリーズを昨年読み終わりました。実に3年近くかかった計算です。とはいえ私が読み始めた時には物語はすでに完結していたので出版を待ちながら読んでいた人たちから考えるとどうってことはないのでしょうが(笑) 全編にわたって重厚なダークファンタジーで大変楽しめました。

2、ジョージ・R・R・マーティン_『フィーヴァードリーム』
河川船を舞台にした一風変わった吸血鬼ものです。蒸気船フィーヴァードリーム号と船長のアブナー・マーシュが魅力的でした。あとサワー・ビリー・ティプトンも(笑)

3、F・ポール・ウィルスン_『触(タッチ)手』
2007年、2008年に続いてF・ポール・ウィルスンの作品がランクインです。これまでに読んだ作品と異なり医療をテーマにしているのですが、また違った面白さがありました。今年は昨年読んだ「リボーン」から続く〈ザ・ナイトワールド・サイクル〉の後半に突入するのでとても楽しみです。

【番外】
昨年、私にとって最大の事件はグイン・サーガの著者である栗本薫氏が亡くなったことでした。兆しはあったので覚悟はしていましたが、政権交代よりもその他個人的な事柄よりもショックを受けました。

というわけで未完のまま強制終了になってしまった「グイン・サーガ」を番外扱いであげておきます。



昨年のベスト3には海外のダークファンタジー系の作品が並びました。今年は国内作家の良作にもめぐり逢いたいと思っています。

ご挨拶



明けましておめでとうございます

旧年中は大変お世話になりました。
今年もよろしくお願いします。

今回は久しぶりに年越しそばを食べました。で、年明け早々、早速飲んでいます(笑)
元日は仕事なのでこれから寝て、出かける前に雑煮を食べるつもりです。

そうそう、大晦日に書いたグイン最新刊の記事も読んでね(笑)

トラの画像は 『年賀状デザインバンク』 様からダウンロード、使用させていただきました。
http://www.designbank-nenga.com/
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