井上夢人_『メドゥサ、鏡をごらん』

「井上夢人_メドゥサ、鏡をごらん」(A)を読了しました。→読書リスト
作家は自らをコンクリートで塗り固めて自殺した。「メドゥサを見た」という謎のメモを残して… 作家の娘の婚約者“私”は、作家の残した手がかりをもとに調査を始めるが…
出だしの展開はミステリータッチです。真相を追ううちに主人公の身に異変が… というのはこの手の話の定石なのですが、その異変が一風変わっています。読んでいるこっちもなんとなく不安になって来ます。

そんな異変に悩まされながらも主人公は原因と思われる23年前の事件にたどり着くのですが… この事件はあまりにもヤバすぎて普通なら調べるのをやめるだろうって感じのものです。もっともここで止めてしまったら話にならなくなってしまいますが(笑) この部分は某超有名和製ホラーっぽさが激しく漂います。

終盤になって主人公はあるものを発見するのですが、その内容がなかなか驚愕ものです。たぶんこれをやりたくて作者はこの小説を書いたんだと思います。その描写はかなり省略してありますが、完全な形で記述しても面白いかもしれません。出版社は(読者も?)怒るでしょうが(笑)

着地はまぁ、途中から予測が付きましたが、やはり読者に不安を与えるものです。
「この小説は誰が書いて、そして誰が読んでいるんだろう…?」

作中で主人公はパソコンを使っていろいろ調査をするのですが、1995年の作品なのでパソコン通信の時代です。当時の最先端を描いたのでしょうが、今となっては却って古臭さが目立つ結果になってしまっています。あと、携帯電話も普及前で留守番電話が活躍します。仕方ないのでしょうが、こういう技術的なものを小説で扱うのは難しいものですね。

井上夢人は好きな作家なのですが(「ダレカガナカニイル」は最も好きな小説の一つ)最近はなんとなく読んでいませんでした。でも、この作品を読んでいる間は仕事中でも続きが気になったり、かなり引き込まれました。今回、面白さを再認識したので今後は未読の作品を出版順に読んでいくことにします。

表紙絵はこちら(Amazon.co.jp)
スポンサーサイト



PHSのカメラ

先日機種変更して私のPHSにもやっとカメラが付きました。コンパクトデジカメも持っているのですが、普段持ち歩かないし、すぐ電池切れになるし、いまひとつ使い勝手がよくありません。PHSのカメラは192万画素で一昔前のデジカメ並みのスペックです。そこでどのくらいの写真が撮れるのか比較してみました。撮影対象は以前「私のGT4 日記!」で記事にした雷電(戦闘機)のプラモデルです。




左がPHSで右がデジカメです。パッと見ても分かるように、色の再現性、ピント、などなど明らかに差がついてしまいました。画素数は大きくても所詮はおまけってことですね。コンパクトな電話機の一部にすぎないので仕方ありません。でも記録用としては十分なので今後はPHSのカメラを主に使うようにしようと思っています。

横溝正史_『日本探偵小説全集(9)』

「日本探偵小説全集(9)横溝正史集』(A-)を読了しました。
戦前の浪漫主義を代表する「鬼火」は発表時の削除訂正を復元し、併せて乱歩の「陰獣」と並ぶ竹中英太郎の傑作挿絵を全点復刻した。戦後本格探偵小説の途を開いた『本陣殺人事件』及び『獄門島』の二大長編、そして同じく金田一物の名品「百日紅の下にて」「車井戸はなぜ軋る」に、発表紙のあてもないまま書きたくて書いたという「探偵小説」を配す。

裏表紙より
【鬼火】
従兄弟同士の人間関係が大変どろどろしています。そう言えば子供の頃って意味なく張り合ったり憎みあったりする天敵のような関係の相手がいたものです。連載時の復刻という挿絵もおどろおろどしいです。

【探偵小説】
モダンな雰囲気、スマートな謎解き、で他の収録作品とは違う感じです。こういうのも結構好きです。

【本陣殺人事件】
三本指の男、生涯の仇敵、切り取られた日記、などが謎を呼び、おどろおどろしさを演出します。ただ、子供のころ学習雑誌かなんかでダイジェスト版のようなものを読んで犯人を知っていたので面白さ半減となってしまいました。残念!(>_<)

【百日紅の下にて】
少女を育てて妻にするって発想は常軌を逸しています。夕日の中、廃墟に残された百日紅の下で交わされる会話の情景が目に浮かびます。

【獄門島】
先行して読み、すでに記事にしました。→http://blogs.yahoo.co.jp/biginnerreader/43603805.html

【車井戸はなぜ軋る】
義眼の復員兵というのがなかなか不気味です。映像化したら面白いかもしれません。殺人の被害者より、語り手の少女やその母親の運命の方が切なく感じました。



解説で栗本薫氏が言っているようにイメージが非常に鮮烈です。「鬼火」以外の作品にはイラストは無いのですがとても生々しく伝わって来ます。犯罪の動機が常軌を逸している場合が多いのですが、そうなってしまってもおかしくないような背景があり、なんとなく納得できます。皆古い作品なのでさすがにストーリーやトリックには特別なことはあまりありませんが… 金田一耕助ものの長編は私の読書ローテーションに入れることにします。

表紙絵はこちら(Amazon.co.jp)

機種変更


私は今や絶滅危惧種(笑)となったPHSを使っています。最初に買ったのがPHSだったので電話番号が変わるのが面倒でずっと使っているのです。最近、4年ほど使った電話機が通話相手から「声がとぎれとぎれで聞こえない」とクレームを受けるようになってしまいました。こっちは相手の声はちゃんと聞こえるので別に良いと思っていたのですが(笑)重要な電話もたまにはかかってくるので機種変更してきました。左の緑のやつが新しい電話機です。新しい電話機の代金は割引制度で自己負担は0円だし、料金プラン変更で月額基本料は安くなるし、私の懐は全く痛みませんでした。電話機自体には今時の最新機種のような機能はありませんが、(前のにはなかった)カメラはついているし、おサイフケータイ機能はあるし、進歩はしているようです。

A-Life




A-Life無料熱帯魚育成シミュレーターを始めました。→http://a-lifeonline.net/
ブラウザが水槽になる!
A-Lifeは簡単操作でバーチャル熱帯魚を飼育することができる
オンライン・アクアリウムシミュレータです。
(無料、登録不要、インストール不要)
週刊アスキー連載、広瀬香美のコラム「アキバ女への道」で紹介されていました。前々から何か癒しになるペットを飼育したいと思っていたのですが、実際の生き物はなにかと手間やお金がかかるので躊躇していたのです。これなら少ない手間で済み、しかも無料ということで良いのではないかと。

世話をするのは餌やりとフィルターの掃除です。何日も餌をやらなければ飢え死にしてしまいますし、フィルターの掃除を怠れば水質の悪化で病気になってしまいます。もっともどちらもマウスでクリックするだけなので忘れさえしなければ大丈夫です。

とりあえず、グッピー6匹とコリドラス(ナマズの仲間)3匹を水槽に入れました。魚には好きな名前を付けられるので愛着がわきます。私はグイン・サーガのキャラクターの名前を付けました。
以下、グイン・サーガ読者じゃないと意味不明だと思います(^_^;)

しばらくすると…


さすが、マリウス(笑)
卵が孵化するのには1,2週間かかるそうです。
生まれる子供のメスの一匹にはマリニアと名付けますよ♪

2010年7月の鑑賞メーター

観た本数:5本
観た時間:599分

http://ecx.images-amazon.com/images/I/21MC6M32YJL._SL75_.jpgクィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア 特別版 [DVD]
ありがちな展開だがストーリーに破綻がなく最後まで楽しめた。現代に生きる吸血鬼の表現はなかなか良い。ステージ上の戦闘シーンは迫力があった。クイーンはセクシーだけど貧乳なのがちょっと残念(笑) 原作小説は面白そうだけど「同性愛的傾向が強い作品」だって(^_^;)
鑑賞日:07月08日 監督:マイケル・ライマー

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Zyl-DnPvL._SL75_.jpg鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 16 [DVD]
Gyaoで全話視聴。印象的なのはホムンクルスの面々。早々に退場したラストが色っぽくってお気に入り。 お父様が結局何をしたかったのかちょっとわかりづらかった。人間に戻ったアルは鎧姿を見慣れているだけにちょっと違和感が…(笑)
鑑賞日:07月14日 監督:入江泰浩

http://ecx.images-amazon.com/images/I/519SSKKVVHL._SL75_.jpgニュー・シネマ・パラダイス [SUPER HI-BIT EDITION] [DVD]
映画への思い入れが強烈に感じられる。古い映画の挿入、言葉の響き、そして素晴らしい音楽が独特の雰囲気を醸し出す。ストーリーはどうってことないような気もするけど何故か泣けてくる。広場の主とナポリ人の館長が好き。
鑑賞日:07月15日 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ

http://ecx.images-amazon.com/images/I/5197Y7FY1FL._SL75_.jpgシャイニング 特別版 [DVD]
GyaOで143分版を鑑賞。とにかくジャック・ニコルソンの演技が怖い。狂気の演技もだが、奥さんに向かっての饒舌な演説も印象的。ただ幽霊が冷蔵庫の扉を開けてしまうのはちょっと納得がいかないかも… 原作は未読だがキングがこの映画を酷評したというので、どんな物だか興味がある。
鑑賞日:07月23日 監督:スタンリー・キューブリック

http://ecx.images-amazon.com/images/I/21Q4HRWSDCL._SL75_.jpg里見八犬伝 [DVD]
結構ハチャメチャで楽しめた。俳優陣がなかなか豪華。中でも志保美悦子の格好よさ、夏樹マリの妖しさ、が私的にはツボ。志保美悦子と京本政樹の確執、志保美悦子と萩原流行の関係あたりが面白い。薬師丸ひろ子、真田広之のカップルはどうでも良いけど(笑) 鎌田敏夫の原作小説も面白そう。
鑑賞日:07月30日 監督:深作欣二
リンク
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
プロフィール

びぎR

Author:びぎR
読書、鑑賞日記です。
月1更新

最新記事
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ