SFマガジン 2008-11

宇宙SFの現在
英米におけるニュー・スペースオペラの隆盛など、活況を呈する宇宙SFの現在を特集する。
グレッグ・イーガン、イアン・マクドナルドなど翻訳短篇4篇、ブックガイドで構成する。
[特集内容]
○『グローリー』 グレッグ・イーガン
○『ヴェルザンディの環』 イアン・マクドナルド
○『ウルフ359なんか怖くない』 ケン・マクラウド
○『戦争と芸術』 ナンシー・クレス
○最新SFブックガイド 香月祥宏/加藤逸人/金子司/川口晃太朗/北原尚彦/堺三保/橋本輝幸/林哲矢/丸屋九兵衛/向井淳
○特集解説 細井威男

【読切】
「ガリヴァー旅行記」 樺山三英
「食物の招喚」 リン・ディン

【連載】
連載再開 「巨神覚醒す 天獄と地国との狭間 第3話」 小林泰三
「地球移動作戦 第5回」 山本弘
「魔京 第15回」 朝松健
「閉塞の時代 怨讐星域 第9話」 梶尾真治
SF Magazine Gallery 「The Restaurant」 増田幹生

表紙イラスト:すずきめい
ハヤカワ・オンライン→http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/720811.html

SFマガジン 2008-11を読みました。
連載小説
「地球移動作戦」山本弘 第5回
「怨讐星域」梶尾真治 第9回
の掲載号です。

【特集 宇宙SFの現在】
海外SFは(毎度のことながら)意味不明なものが多いのですが、今回は意味不明ながらもまぁまぁ面白かったものもありました。『戦争と芸術』は両者の意外な結びつきが異星人の異質さを表現しています。『ヴェルザンディの環』は意味不明で途中で断念しました。

【読みきり小説】
『ガリヴァー旅行記/樺山三英』の中に出てくることわざについて、「袖触れ合うも〈多少〉の縁」と思っていましたが正しくは〈多生〉だとのこと。輪廻転生に関わる仏教用語だそうです。物語自体は「よくわからん」でした(^_^;)

【連載小説】
「地球移動作戦 第5回」
『天体物理学者の風祭良輔は息子の抱いたホバリングするヘリコプターの運動量保存則への疑問からインスピレーションを得て地球を救う方法を思いつく。』
この「地球を救う方法」が第4回でジェノアPが考えていた方法と同じで、それをこれから具体化していくのかな?と推測しています。

「閉塞の時代  怨讐星域 第9回」
『舞台は宇宙船ノアズ・アーク号。トマトの受粉にゴキブリを利用しようと計画する青年と蟲使いの娘。映画「卒業」ばりの花嫁強奪劇も…』
でもこの人たちが生きているうちには宇宙船は「約束の地」には着かないのですね。

【気になった記事】
「地球一の大風呂敷/金子隆一」によると海底は非常に豊かな生物多様性の宝庫だとのこと。
海底にそんな宝庫があればヒトのせいで地上の生物が絶滅しても一安心ってところでしょうか?(^_^;)
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朝倉卓弥/瓜生花子_『四日間の奇蹟 コミックス』

「朝倉卓弥/瓜生花子_四日間の奇蹟 コミックス」(B+)を読了しました。→読書リスト
かつて将来を嘱望されたピアニストであった「敬輔」は知的障害を持ちながら音楽に対して天才的な能力を持つ少女「千織」を伴い各地の施設を訪れ千織のピアノを披露する慰問活動を続けていた。
ある施設で敬輔たちは大変暖かい交流を得る事が出来た。 しかし…
小説版は第1回『このミス大賞』の金賞受賞作品です。私も2006年に読み個人評価「A+」を付けました。
図書館でコミック版を見かけたので時間つぶしに読んでみました。

文庫本で508ページの小説を186ページのコミックにしたので当然ですがダイジェスト版になってしまっています。一応話の筋は通っていて物語として成立してはいますがディティールが削ぎ落とされてしまいかなりあっさりしていました。絵としては敬輔、千織、真理子など各人物の雰囲気は出てるので全5巻ぐらいにしたらいい感じになったろうな、といったところです。

私の記憶違いかもしれませんが、結末の重要な部分が小説と違うような気がしています。
気になるので小説版を再読してみることにします。

・関連記事
四日間の奇蹟 小説版(私のGT4日記!)

栗本薫_『グイン・サーガ外伝22 ヒプノスの回廊』

「栗本薫_グイン・サーガ外伝22 ヒプノスの回廊」(A-)を読了しました。→読書リスト

故栗本薫氏がライフワークと位置づけていた超長編小説の外伝。
本当に最後の最後の出版になってしまいました。

大雑把に言うと
「剣と魔法の世界」に突如現れた豹頭人身の男「グイン」を中心に繰り広げられる戦国絵巻
といったところです。

グイン・サーガの短編でこれまで本編と外伝に収録されていなかったものを集めて一冊の外伝にしたものです。
全6編中3編はガイドブックで既読でしたし、1編はグイン・サーガではないので実質は2編ということでしょうか。
しかし表題作の「ヒプノスの回廊」はなかなか重要な内容で、当時大枚はたいてPANDORAを買った人はそれなりに報われたかなという感じです。

帯と解説で「グイン・サーガ・ワールド」なるものが告知されています。
別の作家による外伝を核とした雑誌形式の文庫本のようですが、期待半分不安半分で待つことにします。



表紙絵はこちら(Amazon.co.jp)

WARNING! 以下ネタバレを含みます。注意!!
・前夜
裕福で平和なパロ、そして幸福な真珠を描いた貴重な作品です。ベック公がクリスタルにいたり、リンダの予感が当たりすぎだったり、日本語として怪しい部分があったり、いろいろと突っ込みどころはありますが執筆の状況を考えるとやむを得ないですね。

・悪魔大祭:ハンドブック1で既読
おどろおどろしい話だけど特にJUNEっぽいとは思いませんでした。
って、私はもちろんJUNEを読んだことはありませんよ(^_^;)

・クリスタルパレス殺人事件:ハンドブック2で既読
ナリスの冷酷さが見事に発揮されています。
そこまでわかるんなら防ぐ手立ても考えられるんじゃないの?

・アレナ通り十番地の精霊:ハンドブック3で既読
「正直な木こり」のグインバージョンって感じでしょうか?
このプレゼントは本当に必要なのかはちょっと微妙ですが。

・ヒプノスの回廊
時期的には再度記憶を失ってからのマリウスとの2人旅のころでしょうか?
グインの出自に迫るえらく重要な内容です。こんなのがPANDORAに入っていたのか~!
とはいえ、単にグインが夢を見ただけってことなのかもしれないですが…
表紙にもなっている猫耳娘はインパクトありました。可哀そうな運命でしたが。

・氷惑星の戦士
スペースオペラっぽい感じでグイン・サーガよりはだいぶSFよりです。
まぁ面白いですが、主人公のキャラクターはグインにはやはり敵わないと思います。

MOTHER


ドラクエⅨをやるためにヤフオクで入手したDS Liteはゲームボーイアドバンスのソフトにも対応しています。
そこで以前から興味のあった「MOTHER1+2」をやはりヤフオクで入手しました。

MOTHERはもともとファミコンソフトとして1989年に発売されたRPGで、コピーライターの糸井重里氏がデザインを手がけたことで有名です。RPGと言えば「剣と魔法の国」という設定が多いのですがMOTHERの舞台は現代(1988年)のアメリカとなっています。

ここまで4時間ほどプレイしましたが、クラシックでシンプルなRPGです。ファミコン版を忠実に再現したということなので、今どきのゲームのようにきれいなムービーや凝った音楽はありません。また昔のゲームらしくあまりヒントがなく突き放した感じがあります。しかし私の好みとしては、ムービーは不要ですし、チープな音楽も味がありますし、ゲーム進行のヒントが少ないのはやりがいがあって大歓迎です。

まだまだ序盤ですがとても楽しいです。日常生活の支障にならないように(笑)少しずつ進めようと思います。

読書リスト(8) 2011

読書リスト(8) No.1110~
書名から当ブログ内にリンクしています。

No.日付書名ジャンル 作者面白度
113412/1プロメテウスの涙ホラー乾ルカA
113311/24グイン・サーガ・ワールド3ファンタジー天狼プロダクション・監修A-
113211/11頭文字D 43コミックしげの秀一B+
113111/11ミステリー大全集ミステリー赤川次郎 他B+
113011/9夏光ホラー乾ルカA
112910/14見知らぬ海へ歴史隆慶一郎A-
112810/6頭文字D 42コミックしげの秀一B+
112710/6シャイニングホラーS・キングA-
11269/25三国志11~20歴史横山光輝B+
11259/8天地明察歴史冲方丁A
11248/25グイン・サーガ・ワールド2 ファンタジー天狼プロダクション・監修A-
11238/3彗星パニックSF大原まりこ、岬兄悟編A-
11227/19ナイト・ボートホラーR・R・マキャモンA-
11216/29運命のボタンホラーR・マシスンA-
11206/23小説版 のび太と鉄人兵団SF瀬名秀明B+
11196/17夜市ファンタジー恒川光太郎A-
11186/10のび太と鉄人兵団コミック藤子・F・不二雄A-
11175/27流れ行く者ファンタジー上橋菜穂子A-
11165/23グイン・サーガ・ワールド1 ファンタジー天狼プロダクション・監修A-
11155/12ラヴクラフト全集 1ホラーH・P・ラヴクラフトB+
11143/25天と地の守り人ファンタジー上橋菜穂子A
11133/24三国志1~10歴史横山光輝B+
11122/22四日間の奇蹟 コミックスコミック朝倉卓弥/瓜生花子B+
11112/16グイン・サーガ外伝22 ヒプノスの回廊ファンタジー栗本薫A-
11102/3鋼鉄の叫びミステリー鈴木光司B+

鈴木光司_『鋼鉄の叫び』

「鈴木光司_鋼鉄の叫び」(B+)を読了しました。→読書リスト
テレビプロデューサーの雪島は不倫相手の菜都子から入手したはがきをもとに特攻隊をテーマにした番組企画のキーとなる人物を探し出そうとする。はがきでふれられている「自分の意思で編隊を離脱して生還を遂げた特攻隊員」こそがまさにうってつけの人物なのだ。
雪島と菜都子の不倫の行方と、「自分の意思で編隊を離脱して生還を遂げた特攻隊員」の探索、が並行して語られる形になっています。特攻隊員のパートは雪島の父親の戦時中の体験談と、その命の恩人である特攻隊員の手記が中心となっています。

並行して語られる不倫の話は私にとっては限りなくどうでも良い話で(笑)ただの狂言回しとしか感じませんでした。ただ菜都子の夫の行った脅しは特攻っぽい方法でなかなか効果的なのでここでメインテーマと繋がっているのかとも思いましたが…

特攻隊員のパートでは「自分の意思で編隊を離脱して」ってところがキモだと思うのですが手記を読む限りでは「いろいろな条件が重なった上でやむを得ず」としか思えません。特攻隊員自身は確かに思うところはあったのでしょうが結局立場を逸脱した行為はしていません。結果的に「運が良かった」という感じです。

「リング」シリーズのイメージでホラー作家のイメージが強い鈴木光司氏ですがこの作品では超常現象は出てきません。まぁ、偶然の重なるご都合主義的な展開が超常現象と言えないこともないですが…(笑) ところで現時点でこの作品に対するアマゾンのカスタマーレビューが全くないのは何故なんでしょう?

以下素朴な疑問です。ちょいマニアックかも、読み飛ばしてください(笑)
なぜタイトルが「鋼鉄」の叫びなんでしょう?軍艦や戦車ならともかく戦闘機に鋼鉄ってほとんど使われてないと思うんですけど… 単に戦争の象徴なのかな?
零戦の型式がマイナーな22型っていうのがちょっと不自然です。終戦間近なら普通は52型、または中島飛行機で遅くまで生産されていた21型ならまだ納得いくんですが…。

2011年1月の鑑賞メーター

観たビデオの数:5本
観た鑑賞時間:551分
びぎRの鑑賞メーター⇒http://video.akahoshitakuya.com/u/30130

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51B72GHT1CL._SL75_.jpgゲロッパ ! GET UP スペシャル・エディション
エンタメに徹したコメディ。物語も面白いしキャストも豪華。特に岸部一徳がいい味出している。ちょっとしか出ない藤山直美、寺島しのぶも良いねぇ。でも最終的には常盤貴子の娘の可愛さに全部持って行かれた気もする (笑) 井筒監督にはあまり良い印象を持っていなかったけどこれはとっても楽しかった。
鑑賞日:01月05日 監督:井筒和幸

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51V5iM7Fx4L._SL75_.jpgぬらりひょんの孫 第1巻 [DVD]
Gyaoで全25話視聴。今どきの妖怪アニメ。さえない中学生が実は妖怪軍団の首領という設定はありがちかも。変身すると性格がガラリと変わるのが少々不自然。三頭身少女キャラ3人が踊り歌うエンディングがとってもかわいい。
鑑賞日:01月13日 監督:西村純二

http://ecx.images-amazon.com/images/I/5134Z4MJ2AL._SL75_.jpgバイバイ・リバティー・危機一発! ― ルパン三世 TVスペシャル第1弾 [DVD]
途中で気づいたけど再見だった。テレビシリーズの順当な拡大版で再見でも十分楽しませてくれる。展開はお約束って感じだけど1時間半飽きさせないのはさすが。まぁ、自由の女神を気球で持ち上げてしまうってのはあんまりと言えばあんまりだけど(笑)
鑑賞日:01月14日 監督:

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Wb21k90kL._SL75_.jpgスペースアドベンチャー コブラ 1
Gyaoで全31話視聴。ありがちなヒーローじゃなくて他の盗賊を殺して宝を横取りしたり結構非道なのが良い(笑) 音楽に編曲したドヴォルザークが多用されているのが印象的。音楽担当の羽田健太郎の趣味かな?終盤レディーが欠場したのが残念。
鑑賞日:01月17日 監督:

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51DBQYQBKKL._SL75_.jpg風と共に去りぬ [DVD]
いわゆる名作。勝手にオーソドックスな恋愛ものだと思っていたのだけど全く違っていた。スカーレットとレットのキャラクターがなかなか強烈で驚いた。日本なら普通メラニーを主役にするかな?カラー映像の美しさはとても戦前作とは思えない。
鑑賞日:01月24日 監督:ビクター・フレミング


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