谷甲州_『星の墓標』

「谷甲州_星の墓標」(A+)を読了しました。→読書リスト
・第一話 タナトス戦闘団
外惑星動乱末期。ダンテ中佐率いる外惑星軍タナトス戦闘団はタイタン(土星の衛星)の研究施設を急襲する。目的は研究成果の回収だ。その極秘研究とは…
・第二話 ジョーイ・オルカ
外惑星動乱以前。地球(たぶん日本)の海獣訓練センター。ジョーイら訓練中のシャチは何者かに襲われる。仲間のシャチ8頭が連れ去られ、ジョーイも負傷する。
・第三話 トランパー・キリノ
外惑星動乱後40年。小惑星セレスを拠点にするトランパー(一匹狼の船主兼航宙士)キリノは不況にあえいでいた。サルベージ屋のオロイが儲け話をつかんだと踏んだキリノは横取りしようと画策する。
・第四話 星と海とサバンナ
第三話の続き。オロイはサルベージ対象の漂流船に接近していた。漂流船の近くで宇宙空間を漂う死体を発見する。それは一年ほど前から行方不明になっていた同業者だった。
全体としては「仮装巡洋艦バシリスク」収録の「砲戦距離12,000」に登場する無人攻撃宇宙船ヴァルキリーに関連する話です。私が不自然に感じたヴァルキリーのコンピュータの賢さの謎に回答する内容になっています。まぁ、その答えはなかなかおぞましいのですが…

ヴァルキリーの他にラザルス、オルカ戦隊、オルカキラー、などの無人戦闘システムが登場します。これらはあるつながりを持っているんですが、この辺の設定がミステリアスで絶妙です。この中で思い入れてしまうのはやはりオルカキラーことシャチのジョーイ君です。一人称が「ぼく」なのは可愛いのですが、なんといっても野生の獰猛さを併せ持つというところが魅力です。

シャチが人間のような思考をしたり、テレパシーのような超能力的描写が出てきたりするのでそれほどガチガチのハードSFではありません。この点は「火星鉄道一九」を読んだ時点の印象とは違うのですが、却ってセンスオブワンダーが拡がる話になっています。とは言えベースは戦争ものなのでこの作風でここまで惹きつけられるのには読む方の趣味が一致しないと、とは思います。

読んでいる最中はてっきり4編の中編集だと思っていたのですがまとまって長編になっていました。いや、本のタイトルの中編が含まれていないんでおかしいとは思っていたんですよ(笑) まぁ、登場人物、場所、時代などがバラバラなので一見一つの長編とはわかりにくい構造ではあります。

ここまでシリーズを読んできましたがここに来て面白さ炸裂です。思い切って評価A+(6年ぶり)を付けてみました。難としてはこれ以前の作品に貼られた伏線を回収する体になっているのでシリーズを出版順に読む必要があることでしょうか。

表紙絵はこちら(Amazon.co.jp)
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ニュートン2011-2 微分と積分

【NEWTON SPECIAL】 
科学に欠かせない数学  微分・積分
高橋秀裕
若干23歳のニュートンがつくりだした革命的な数学。それが「微分・積分」だ。
微分・積分を誕生させた時代背景や,ニュートンの思考から「微分・積分とは何か?」にせまる。

・Monthly Highlight
はやぶさカプセルに待望の粒子! 
小惑星イトカワの物質は何を教えてくれるのか?
協力 中村智樹

・Nature View
写真でめぐる日本の特別天然記念物
第3回 中部の動植物と地質・鉱物,天然保護区
協力 玉生志郎/樋口広芳/蒔田明史

・Newton第2特集
ウイルスとは何か?
生物と同じ素材からなる“エイリアン”にせまる
協力 山内一也/中西真人

・Cosmic Wonder
超新星残がい-恒星がつくる宇宙の“花火”
星の爆発が宇宙に新たな物質を送りだす
協力 馬場 彩

・Interview
ラマチャンドラン博士,「意識」を語る
21世紀の脳科学が挑む,最も困難で魅力的な謎

・シリーズ.エコカー最前線 第1回
覇権を狙う電動車
エコカーの「エコ」とは何か?
協力 紙屋雄史/荻野法一/トヨタ自動車株式会社広報部
科学雑誌「Newton」バックナンバー →http://www.newtonpress.co.jp/science/newton/index2.html

ニュートン2011-2 を読みました。

【特集 微分と積分】
私は一応理系なので高校の数学の要である微分積分はさすがに忘れてはいません。私はまたプチ軍事ヲタでもあるので「微積分が砲弾の軌道を計算するために発達した」ことも当然知っていました。というわけで今回の特集は内容的には特に目新しいことはありませんでした。

気になったのは雑誌のタイトルにもなっている微分積分の創始者であるニュートンの人となりです。一般にはリンゴの逸話で知られていますが20代半ばの若さから数学、物理などで革命的な仕事をした天才です。その一方でちょっとした変人だったようで、微積分のアイデアを40年も発表しなかった秘密主義、あげく先に発表したライプニッツとの泥沼の争い、などなど波乱含みの人生だったようです。特集ではニュートンとライプニッツの両方の微積分へのアプローチが紹介されていますが、正直私にはどうちがうのかいまひとつわかりませんでした(^_^;) この特集では触れていないのですが他にもフックの法則のフックとも揉めていたり色々あったみたいです。なかなか興味深いので伝記(できるだけセンセーショナルなやつw)を一冊読んでみようかと思います。

この特集でへぇ~と思った小ネタがいくつかあります。
・ハレー彗星の由来が人の名前
彗星の代名詞とも言えるハレー彗星はその軌道を微積分を駆使して予測した天文学者エドマンド・ハリーからとられているとのこと。変人のニュートンとも親交があったとのことでハリーも変人だったのかもしれません(笑)
・パラボラアンテナのパラボラとは放物線の事
衛星放送受信などに使われるパラボラアンテナの反射面は放物線になっていて良好な指向特性を示すとのことです。ただし放物線の設計、加工は難しいので実際には放物線になっていないアンテナも多いとのこと。
・有名人たちがズラズラと
言わずと知れたガリレオ・ガリレイ、哲学者として知られるデカルト、最終定理で有名なフェルマー、などがニュートン以前の時代に微積分誕生の礎を築いたことが記されています。いつも思うのですが昔の学者ってみんなマルチな才能を持っていますね~

【はやぶさカプセルに待望の粒子】
映画が3本も作られたりして人気のはやぶさですが私は正直あまり興味がありませんでした。しかし、金属球発射のプログラムミス、通信途絶、イオンエンジンのトラブル、などなど数々のトラブルを乗り越えての帰還だと知り、がぜん興味が出て来ました。はやぶさの本は数多く出ているようなので一冊読んでみたくなりました。

【シリーズ.エコカー最前線 第1回 覇権を狙う電動車】
電気自動車の効率は約80%と、ガソリン車の約15%、ハイブリッド車の30%に比べて圧倒的に高いのが特徴です。が、実際には発電所で発電するときの効率が火力発電では約40%ということなので結局電気自動車の効率は80%×40%=約32%ってことでハイブリッド車とあまり変わらない感じ。。。

インスタント沼

いつもは月ごとに記事にしているのですがなかなか良かったのでGyaO配信中に記事にすることにしました。
かなり癖のある映画なので好き嫌いは別れると思いますが…
GyaO 『インスタント沼』→http://gyao.yahoo.co.jp/p/00867/v00393/
配信終了日:2012年4月20日




インスタント沼
ストーリーはあるような無いような… コメディのバカバカしい小ネタを楽しむ映画かな。麻生久美子のハイテンション演技はとっても楽しいし、汚いオヤジを演じる風間杜夫もいい味を出している。終盤に飛び出してきたアレには驚いた。まさかこの映画の作風でアレが出てくるとは…まぁ伏線みたいのはあったけど。

納豆うどん


職場の人に家庭菜園で作ったわけぎを大量にもらったので納豆うどんを作りました。
納豆うどんは好きなので良く作ります。私が食べる納豆の多くは納豆うどんとしてです。
ポイントは (1)つゆを少なめに (2)温泉卵を使う (3)大量の薬味 といったところです。
下記ページのレシピを参考にしていますが面倒な部分は手を抜いています(笑)
・「手打ちおうどん萬樹」様の納豆うどんのページ→http://www15.plala.or.jp/manki/natto.html

G・R・R・マーティン_『サンドキングズ』

「ジョージ・R・R・マーティン_サンドキングズ」(A-)を読了しました。→読書リスト
風変わりな異星生物を飼うのが趣味のサイモン・クレスが見つけた新たなペット、それがサンドキングズだった。指の爪ほどの大きさで、6本の手足と、3対の小さな眼。集合意識により一団となって城砦を築き、さらには城砦同士で戦争をするほどの知能がある。しかも飼い主を神として崇拝するというのだが…

サンドキングズ(Amazon,co.jpの説明文より)
以前読んだ「フィーヴァードリーム」はとてもよく出来た吸血鬼ものでした。同じ作者のSF短編集ですが、意外とファンタジー色の強いものでした。

・〈蛆の館〉にて
これはなかなかイメージがつかみにくい話でした。そもそも主人公を含む登場人物がどういう形態をしているのかさえはっきりしません。彼らは〈蛆の館〉と呼ばれるところに住んでいるので蛆のような形態なのかもしれませんが… その他にも「肉はこび」、「グラウン」などいろいろな種族がいるようです。タイトル通りじめっとした内容でした。

・サンドキングズ
これは以前テレビシリーズ「新アウターリミッツ」でドラマ版を見たことがあります。が、原作小説はドラマ版よりも数段凄まじい内容で面白さ3倍くらいでした。登場人物は全員人間なので話はわかりやすくB級テイスト満載の話です。ドラマ版にはないサンドキングズの成長形態はなかなかショッキングでした。

異世界が舞台だったり異種族が出てきたりする話が多く、その世界観や習性などのイメージをつかむまでに少々時間がかかります。やっとイメージをつかんだら終わってしまうというパターンも結構ありました。こういう作風だと短編よりも長編に向いているような気もします。気が向いたらファンタジーシリーズの「氷と炎の歌」を読んでみようと思います。

収録作品
・龍と十字架の道
・ビターブルーム
・〈蛆の館〉にて
・ファスト・フレンド
・ストーン・シティ
・スターレディ
・サンドキングズ

表紙絵はこちら(Amazon.co.jp)

スティーヴン・キング_『マンハッタンの奇譚クラブ』

「スティーヴン・キング_マンハッタンの奇譚クラブ」(A-)を読了しました。→読書リスト
「わたし」には通いだして10年になる一種のクラブがある。クリスマスイブ前日の今夜はマッキャロンが話をする番にあたっている。
先日記事にした「スタンド・バイ・ミー」が収録されている「恐怖の四季 秋冬編」のもう一編です。「恐怖の四季」の4つの話の中で唯一映画化されていません。

マッキャロンの語る妊婦の執念の物語と、奇譚クラブ自体の謎という二段仕立てになっています。マッキャロンの話は現象としてはなかなか凄まじく正に執念という感じです。舞台となる1935年頃に未婚の母になる女性にはこのぐらいの気概が必要だったのかもしれません。キング流の詳細な描写がそんなことを納得させてくれます。

クラブ自体と執事スティーブンズの存在も謎です。設立の過程や運営費用などは不明ですし、蔵書の「素晴らしい小説」は世間には知られていないものだったりします。「わたし」がスティーブンズに問い合わせようとしても無言の拒否が待っています。不思議な話が語られるのにはこんな不思議な場所が必要なのかもしれません。

作中では内容が語られないのですが「わたし」が夢でうなされ「土に埋めた首がまだしゃべっている!」と叫んでしまうというアンドリュースの話が気になってしょうがありません(笑)

表紙絵はこちら(セブンネットショッピング)

2012年3月の鑑賞メーター

観たビデオの数:9本
観た鑑賞時間:1445分
びぎRの鑑賞メーター⇒http://video.akahoshitakuya.com/u/30130

http://ecx.images-amazon.com/images/I/516Rpz8u6eL._SL75_.jpg猿の惑星 (ベストヒット・セレクション)
子供の頃にテレビで見た。特殊メイクは見事、特にジーラ博士の表情は知性と愛に満ちている。初見だったらラストの衝撃はすごいと思う。でもラストを知っていても逆にいろいろ伏線が見えて面白い。今見ると敵役のゼイウス博士が賢者に、主人公のテイラーが怪物に見えたりする。ま、これが制作時の本来の意図で、今更気づく私が遅すぎるのかもしれないけど(^_^;)
鑑賞日:03月02日 監督:
フランクリン・J・シャフナー
 
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NHK高校講座 日本史
学生時代に真面目に勉強しなかったので歴史ものの小説を読むための予備知識として鑑賞。江戸時代から近、現代にかけての比重が大きく勉強になった。学校の時はこの辺って年度末なんで駆け足だったので。
聞き手の桐島里菜さんは優等生タイプの和風美人。講師の質問に正答した時のどや顔がチャームポイント(笑)
鑑賞日:03月08日

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ABMOOUUuL._SL75_.jpgジェイソン X 13日金曜日
時を超え宇宙に飛び出すSF設定に痺れた。その他のSFギミックも良い。イチャイチャしているところをってお約束は健在なものの、殺し方は割と普通だったり、13金的ホラー要素は控えめ。そして何といってもKM萌え。生き残って良かった~(笑)  ジェイソンには関係ないけど人類を滅亡から救った第二地球の設定が興味深い。
鑑賞日:03月09日 監督:

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51D-EOfAAHL._SL75_.jpgあの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 1 【通常版】 [DVD]
全11話鑑賞。子供の頃に死別した幼馴染「めんま」の幽霊が出現する。疎遠になっていた幼馴染仲間が集まってめんまを成仏させようとするが。。。 ファンタジー要素のあるラブコメと受け取った。各人それぞれ思惑があるが唯一蚊帳の外と思われた「ぽっぽ」の傷の深さに驚いた。明らかに「お涙ちょうだい」の作りではあるがラストでは狙い通りに涙ぐんでしまった。
鑑賞日:03月11日 監督:
長井龍雪
 
¥¤¥᡼¥¸ 2
NHK高校講座 物理
好きな科目だったので内容は理解しているけどちょっと復習のために鑑賞。なんといっても実験が楽しい。得意科目だと思っていたけど私の理解は実に表面的だったことに気付かされた(^_^;)
聞き手の義達祐未さんは明るくおちゃめなタイプ。エンディングで両手を振るのについつい振り返してしまった(笑)
鑑賞日:03月12日

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51BX6EWM7YL._SL75_.jpgスパイダーマンTM [DVD]
王道のヒーローものだが、ヒロイン、親友、親友の親、などとの関係はどんよりしていていい感じ。ヒロインはあまり可愛くないが、もしかしたら主人公が出会った6歳の時は可愛かったのかもしれない(笑) 敵役のグリーンゴブリンは単純に格好良いし可哀そうでもあり、存在感がある。ブランコアクションは迫力があった。
鑑賞日:03月15日 監督:
サム・ライミ

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Lba3N%2BODL._SL75_.jpg地獄少女 1 [DVD]
GyaO!で第一期全26話鑑賞。必殺仕置き人の現代バージョンってとこか? 基本ワンパターンの勧善懲悪。悪役の個性が弱かったり依頼者の動機が安易だったりする点が少々物足りないが、逆に引き受けた仕事は必ずこなす地獄少女の不気味さを際立たせる。しかし閻魔あいの中の人がケロロ軍曹のモアちゃんと同じだとは…
鑑賞日:03月18日 監督:
大森貴弘

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51nPmoOLbXL._SL75_.jpgスタンド・バイ・ミー コレクターズ・エディション [DVD]
原作のエピソードを忠実に映像化している。が、機関車の運転手が見えたり、早朝の鹿の描写があっさりしていたり、ヒル沼に入った理由が違ったり、原作と違う部分も多々ある。また、時間の制約でダイジェストとなってしまっている感は否めない。キャストの少年達は好演、エース・メリル の不良ぶりも良かった。
鑑賞日:03月25日 監督:
ロブ・ライナー

http://ecx.images-amazon.com/images/I/213NYYGDJFL._SL75_.jpgお墓がない! [DVD]
コメディとしては地味な印象。コミカルでありながら抑えた岩下志麻の演技はさすが。世間知らずの大女優の純粋さがかわいい。本筋ではないけれど岩下志麻と安達祐実との関係の変化が一番面白かったかな。村野武範、秋野太作など俗世間を象徴する脇役がいい味出していた。
鑑賞日:03月29日 監督:

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51PJZGTE2DL._SL75_.jpg新・キューティーハニー コンプリートパック [DVD]
GyaO!で第3話~最終第8話鑑賞。OVAだけあって露出度多目で目の保養になった(笑) 作画は非常に美しくこの辺(1994年)が日本アニメの頂点のような気がする。ストーリーはごく普通だけどこのマンネリが良いところ。マジンガーZじいちゃんは笑えた。
鑑賞日:03月29日 監督:

http://ecx.images-amazon.com/images/I/516UigdwVkL._SL75_.jpgどろろ 全26話コンプリートセット (1WeekDVD)
GyaO!で第5話~最終第26話鑑賞。原作漫画(2008年に既読)をほぼ忠実にアニメ化。アニメでは百鬼丸がちょっとガッチリした感じがする。1968年の作品で、白黒だし止め絵が多かったり、時代を感じさせるが物語を伝える手段としては十分。どろろが実は…だというのはすっかり忘れていた(^_^;)
鑑賞日:03月30日 監督:

 
その他、見ている途中のシリーズもの
「ゴレンジャー」 「仮面ライダー」 「灼眼のシャナ
 「ベルサイユのばら」

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