柳田邦男_『事実の読み方』

昭和56~58年に新聞や雑誌に掲載されたエッセイをまとめたもので、国際関係、事件・事故、医療などの当時の話題に直結したものが中心です。情報関係など時代の変化に伴ってナンセンスになってしまったものもありますが現在でも有用な考え方も多く、なかなか考えさせられます。特に「誰がコロンブスを発見したか」で述べられている「ニュースには国籍がある」という言葉はなるほどと思いました。論理的でわかりやすい文章は移動中や待ち時間などに気軽に読むのにも適しています。
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北村薫_『街の灯』

第141回直木賞受賞作「鷺と雪」のシリーズ第一作で、昭和初期を舞台にお嬢様探偵が事件を解決するものです。馴染みのない時代、階級の暮らしぶりは現代の感覚とはかけ離れていて違和感を覚えつつも興味深く読みました。「ベッキーさんシリーズ」とのことなんですが、この作品ではベッキーさんの出番は少なめで謎めいた存在にとどまっています。主人公の英子はお嬢様とはいえ単なる社長令嬢(!)なので華族のお嬢様とは格が違うようでその辺が面白いところです。事件の謎解きは他の本格もの同様、納得いくようないかないような微妙な感じです(^_^;) 私はこの作家は「時の三部作」とかSFテイストの作品の方が好きですね~

E・ハミルトン_『フェッセンデンの宇宙』

Webミステリーズ!に連載中の山本弘氏の「BISビブリオバトル部 翼を持つ少女」でとりあげていたので思い出し、同じく山本弘氏の「神は沈黙せず」でも触れられていたのでこれを機会に読んでみることにしました。表題作を含め9編の短編が収められています。

山本氏の作風から勝手にハードSFを予想していたのですが、思ったよりファンタジー寄りのSFでした。科学的な論拠よりはその現象が人に及ぼす影響を描いた作品群です。初出が1928年~1962年なので古臭さは否めませんがどれも質の良い面白さを持っています。

・フェッセンデンの宇宙
マッドサイエンティストが極小の宇宙を作り出しその宇宙に好き勝手に干渉する。その様子を見た語り手は自分たちのいる(現実の)宇宙の先行きに恐怖する。

室内の実験施設で知的生命体が発生するような宇宙を作り出してしまう技術が凄すぎます。また、仮に私たちの宇宙が誰かの気まぐれの支配下にあるとしても全く打つ手がないので恐れたり心配したりするのは無駄だと思っちゃいました(^^;)

・帰ってきた男
生きたまま埋葬された男がやっとの思いで抜け出すが、そんな彼を待っていたものは。。。

「せっかく安らかに死ねたのにわざわざ生き返る必要はないよね~」なんて思いました(^^;)

収録作品
・フェッセンデンの宇宙
・風の子供
・向こうはどんなところだい?
・帰ってきた男
・凶運の彗星
・追放者
・翼を持つ男
・太陽の炎
・夢見る者の世界

2014年4月の鑑賞メーター

観たビデオの数:6本
観た鑑賞時間:703分
びぎRの鑑賞メーター⇒http://video.akahoshitakuya.com/u/30130
 
http://ecx.images-amazon.com/images/I/5141x91g9qL._SL75_.jpg劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語(通常版) [DVD]
いきなりまどかが存在する世界ということで前作とのつながりを疑わせる展開。少女たちの名乗りのシークエンスが美しく、格好良く、可愛い。そしてやはり「ほむら☆マギカ」。ストーリーはちょっと複雑で一度見ただけではすんなり入ってこない感じ。近いうちにもう一度見よう。
鑑賞日:04月05日 監督:宮本幸裕/新房昭之(総監督)

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51UPL16gMML._SL75_.jpg劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語【通常版】 [DVD]
〔新編〕再鑑賞の前に前作の劇場版を見てみる。テレビ版は鑑賞済みだけどそれでも鳥肌が立つ展開。映像はテレビ版をブラッシュアップしてたりするのかな?なんか豪華になった印象がある。疑問が一点、キュゥべえによると魔法少女は簡単には死なないとのことだけど、その割にマミはあっさり死んだのはなんで?
鑑賞日:04月09日 監督:Array,新房昭之(総監督)

http://ecx.images-amazon.com/images/I/61V8il0ZD9L._SL75_.jpg劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語【通常版】 [DVD]
なんと言ってもほむらの繰り返す激闘の描写が凄い。なんで初回はまどかは出会ったときにすでに魔法少女だったんだろう?今回はほむらが繰り返しの始点を前倒ししたりしてキュゥべえの妨害をしたりしたのかな?テレビ版を1回見ただけでは把握できなかったところがいろいろわかって見る価値があった。
鑑賞日:04月11日 監督:Array,新房昭之(総監督)

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51xj-r%2BhVpL._SL75_.jpg未知との遭遇[ファイナルカット版] デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]
超有名作だけど初見。序盤から音と光の激しい映像で驚いた。UFOを見た人たちがとりつかれたようになる現象が面白い。対して政府側(?)のプロジェクトの描写はやや不十分でもう少し説明が欲しいところ。終盤の音と光の洪水は圧巻、これは劇場で見たらすごいんだろうな~ 連れ去られた人々が帰ってくるのは良いとして、宇宙人の姿をはっきり見せてしまうのはやや興醒めに感じた。
鑑賞日:04月15日 監督:スティーブン・スピルバーグ

http://ecx.images-amazon.com/images/I/21HAHSN3P7L._SL75_.jpgSLAM DUNK VOL.1 [DVD]
GyaO!で59話まで鑑賞。王道スポーツアニメ。初心者の花道が猛者相手の公式戦で大活躍するとかいろいろ突っ込みどころはあるけど全体的には楽しい作り。花道、赤木、流川などのキャラは類型的ではあるが立っている。女性陣では彩子さんの存在感がヒロインの晴子より断然あり、リョータの気持もよくわかる。花道、リョータ、三井の登場で出番少な目になってしまう小暮副キャプテンがちょっと不憫(笑)
鑑賞日:04月16日 監督:

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ySp6LmzCL._SL75_.jpgクロスゲーム 1 [DVD]
GyaO!で全50話鑑賞。設定は微妙に違うしヒロインの性格も全く違うけど野球がテーマという事もあって名作タッチを連想させる。タッチでは終盤に起こる大事件が序盤に起こるのが最大の相違点。反発しながらも惹かれあう2人の関係を野球を通して描くが、「幽霊」の登場でカオスな展開に。。。 終盤は意外と涙を誘ったりして(笑) ヒロインの青葉ちゃんは女子野球で頑張ってほしい。
鑑賞日:04月21日 監督:関田修
 
その他、見ている途中のシリーズもの
「内村さまぁ~ず」 「ウルトラマン」 
「スラムダンク」 「となりの関くん」 「蟲師 続章」 
NHK高校講座 「地学基礎」 「政治・経済」

鑑賞メーター

伊坂幸太郎_『ガソリン生活』

望月家の愛車「緑デミオ」に突然飛び乗ってきた女は元女優の荒木翠だった。乗っていた望月家の兄弟とささやかな交流を持つが。。。
仙台市に住む望月家を中心に起こる事件をその愛車「緑デミオ」の視点で描きます。

以前読んだ「重力ピエロ」同様、小ネタ満載です。今もフランク・ザッパを聞きながら書いています(笑) ただ、これらの小ネタは軽快でしゃれた語り口で読み物としては楽しいのですが饒舌すぎてちょっと鬱陶しいとも感じました。

望月家の兄弟の弟、小学生の亨君が活躍するのですが、これが生意気で可愛くないのです。世慣れしているはずのフリーライターなどのおとなを手玉に取る位だから同級生に嫌われていじめられても仕方ありません(笑) もっとも私が生意気な小学生を嫌うのは私自身も小学生のころとか結構生意気だったので同類嫌悪だという自覚はあります(笑)

自動車同士は会話もするし、その会話はとても人間臭いのですが、現実通りに運転者の意志には逆らえません。アニメなど登場する擬人化された自動車などのように自発的な行動は出来ないので実質的には無力な存在です。そんな自動車が人間臭い考え方をするのは少々不自然に感じますが、ハードSFではないので気にする点ではないのでしょう。

望月家の周辺で起こる事件は無事解決しますが、その辺は謎解きも唐突だったりしてあまり説得力を感じませんでした。敵役となる人物が何人かいるのですが、単に「悪人」の記号にしかなっていないのも一因のような気がします。

↑なんか全体に否定的な感想になっていますが(^_^;)、主人公(?)の緑デミオ、隣家の愛車ザッパ(カローラ)、望月兄弟(弟は生意気だけど)などのキャラクターは魅力的ですし、読んでいる間はなかなかスリリングで楽しかったです。道で同形式のデミオ(2代目 DY系)を見かけるとちょっと嬉しくなります(笑) 残念ながら緑のやつはまだ見たことがありませんが。
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