藤原伊織_『てのひらの闇』

『宣伝部課長の堀江は会長の石崎に呼び出され、偶然撮影した人命救助の映像をCMに使えないかと相談される。』
映像の謎解き、会長の自殺、と企業の広告絡みのミステリーだと思ったら実態は暴力団絡みのハードボイルドでした。主人公の(暴力的な)調査で事件は解明されていくのですが関係者の行動が必然性を欠きどうにもスッキリしません。映像の正体もなんかしょぼいし、キーとなる(驚愕の)事実もさすがに不自然です。 主人公も暴力的すぎて恰好良いとは思えません。。。どうやら私はハードボイルドとは相性が悪いようです(^^;)
 
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飛鳥昭雄_『恐竜には毛があった!!―最新恐竜学説研究』

著者が「その道ではそこそこ有名な方」ということなので興味を覚え読んでみました。序盤は割と穏当で当時(1994年)の最新恐竜学説って感じです。しかし、第3章「恐竜土偶」あたりから雲行きが怪しくなり「恐竜は4500年前のノアの大洪水で滅んだ」というまぁまぁトンデモな結論を導き出します。この辺までは年代測定法の欠陥(?)を突いた理屈でなかなか楽しく読めました。ただし第7章「天空大激変」からはちょっとぶっ飛びすぎていて「旧弊なアカデミズム」に毒されている私には付いていくことが出来ませんでした(笑)
 

 
 
 
 
 
・目次
第1章 最初のつまずき
第2章 最新恐竜論
第3章 恐竜土偶
第4章 恐竜絶滅問題
第5章 地質学の虚構
第6章 恐竜はノアの大洪水で滅んだ
第7章 ノアの大洪水の真相
第8章 天空大激変
第9章 ヴェリコフスキー理論
第10章 第12番惑星
第11章 プレートテクトニクス
第12章 説明できない理由
第13章 最終章

A・マクリーン_『女王陛下のユリシーズ号』

『軽巡ユリシーズを旗艦とする援ソ輸送船団の幸先は良いとは言えなかった。主戦力の護衛空母群を失った船団は最悪の海象の出迎えを受ける。』
非常に有名な戦記小説ですが不覚にも未読でした。ありがちな英雄譚や勝利は語られず現実を過酷に描き出し、私は寒さや嵐の描写だけでも嫌になりました(^^;) Uボートなどドイツ軍は専ら恐怖の対象ですが、視点を変えればその状況はもっと厳しいはず… 極限状況下の登場人物たちは人間臭く、良くも悪くもとても魅力的です。戦争を肯定する方にも読んでいただきたい作品です。

SFマガジン2010-8

特集は翻訳家「浅倉久志追悼」。私は翻訳家に注目したことはないので正直ピンと来ません(^^;) 掲載の短編の中では宇宙旅行にかかる時間と惑星を襲った壮絶な嵐を絡めた「このあらしの瞬間」が印象的でした。
連載小説「怨讐星域 第15話」はノアズ・アーク号での怪物騒動。前回と上手くリンクしていてちょっと強引なオチにも納得です。

岡嶋二人_『どんなに上手に隠れても』

『売り出し中のアイドル歌手が白昼堂々誘拐され1億円の身代金が要求された。』
大胆な誘拐手口、警察を振り回す陽動、身代金受け渡しトリック etc. 誘拐ものの構成要素が揃っています。そして、それに加わる広告業界の胡散臭さと傲慢さがこの小説の真骨頂で、芸能界の危うさや商業主義のえげつなさを浮き彫りにします。歌手のマネージャーは真摯で好感が持てますが、最終的に事件を解決に導く広告マンはどうも好きになれません。真犯人の動機が弱い、殺人事件の存在がスマートでない、という点が惜しいと感じました。

篠田節子_『弥勒』

『永岡はパスキム王国の宗教美術品を革命の手から救おうと単身密入国するが…』
主人公はインド・中国の緩衝地にある架空の王国の革命に巻き込まれます。革命指導者の掲げる理想は自然を基盤とする平等ですが、あまりに苛烈な革命は崩壊していきます。王国による収奪の解消を目指した革命は失敗しますが、それをさらに収奪しているのは先進国であって… 私たちの生活が彼らの犠牲の上に成り立っていると痛切に感じました。ホラーかミステリーだと思って気軽に読み始めたのですが思いのほか重い話でした(^^;)

2014年9月の鑑賞メーター

観たビデオの数:4本
観た鑑賞時間:236分
びぎRの鑑賞メーター⇒http://video.akahoshitakuya.com/u/30130

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51689M4PKCL._SL75_.jpgツインズ [DVD]
ビンスは「超ダメ人間」ということだけど、女にはもてるし(マーニーよりリンダの方が私の好みw)、犯罪の才能はあるし、一応社長だし、なんか羨ましかった(笑) コメディーデビューのシュワちゃんによるジュリアスは表情、言動、ファッションなどがダサくてユニーク。二人のシンクロ場面が結構笑える。母親探しと殺し屋絡みのアクションの2本立てシナリオもなかなか良かった。気楽に見られる良い映画。
鑑賞日:09月09日 監督:アイバン・ライトマン
 
NHK高校講座 「政治・経済」
第1回から第35回まで聞いた。ラジオ講座だからか他とは一線を画す真面目な内容。日頃ニュースで良く聞くワードが解説されるが実はよくわかってないと実感することが多かった(^^;)
鑑賞日:09月11日

http://ecx.images-amazon.com/images/I/21E115GDRTL._SL75_.jpg紺碧の艦隊 [DVD]
GyaO!で全32話鑑賞。むか~し、序盤だけ読んだ原作小説と同様の「日本万歳!超兵器満載戦記」。都合のよすぎる展開の上に登場する兵器にリアリティがないのに苦笑い。。。 終盤には「ヒトラー率いるドイツ」vs「日本を中心とする連合国」と言う構図に「パンサー戦車(ドイツ軍)」vs「74式のような日本戦車」というようなアンバランスも。。。 突っ込みどころ多すぎっ! でも、そういうところが面白かった(笑)
鑑賞日:09月19日 監督:

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51OM3pADUYL._SL75_.jpgおおきく振りかぶって ~夏の大会編~1 【通常版】 [DVD]
GyaO!で全13+1話 鑑賞。夏の大会の敗戦とその後まで。一球一球を追う緻密な野球描写、少年たちの友情などをリアルに描く。とても面白いけど、新設の西浦野球部がちょっと強すぎる、この状況だと1回戦勝つのも難しい気もするけど。。。 その点に目をつぶれば、大差での敗戦さえ感動的に思えるドラマチックな展開は凄い。
鑑賞日:09月20日 監督:水島努
 
その他、見ている途中のシリーズもの
「内村さまぁ~ず」 「ウルトラマン」 
「ルパン三世 2nd series」 「金田一少年の事件簿R」 「蟲師 続章」
NHK高校講座 「地学基礎」

鑑賞メーター

横山秀夫_『震度0』

『阪神大震災当日、遠く離れたN県警本部は別の揺れに襲われる。本部長の懐刀の刑務課長が失踪したのだ。』
刑務課長失踪をめぐる警察内部の権力争いの話です。キャリア2人、準キャリア1人、ノンキャリア3人の県警幹部たちがそれぞれの思惑で動きます。人間の浅ましさだけが際立ち、出世など無縁の生活を送る私にとってはまるで別世界。。。 唯一警備部長はひとかどの人物で救われます。ひとでなしの生安部長も嫌いじゃありませんが(笑) 失踪の謎解きの過程はなかなか面白いのですが結末はちょっと唐突に感じました。
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